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小千谷東山小 世話する闘牛の応援旗制作 9月場所で披露

小千谷東山小 世話する闘牛の応援旗制作 9月場所で披露


 小千谷市立東山小学校の児童たちが、世話をしている闘牛「牛太郎」の応援旗を作った。全校児童21人、みんなで色を塗り、2週間がかりで完成させた。小千谷闘牛場(同市小栗山)で9月2日に開かれる「牛の角突き9月場所」で、初めて取組の場に登場する。子どもたちは、旗に込めた思いを背に、牛太郎が奮闘する姿を期待している。

 東山小は2002年から闘牛の飼育に関わる。現在の牛太郎は2代目で初代の引退を受け、12年にデビューした。岩手県で生まれた南部牛のオスで9歳。体重は1トン弱あり、全身が白い毛で覆われているのが特徴だ。児童は週1回、交代で牛舎を訪れ、餌やりなどをしている。

 応援旗作りのきっかけは、7月28日から市内で開かれた「牛の角突き」の写真展だった。国重要無形民俗文化財の指定から40年を記念した写真展で、会場内に学校紹介のブースが設けられた。このとき、会場に展示ができて、今後の応援にも役立つものをと、同校では旗の制作を考えた。

 旗は縦170センチ、横240センチの大きなもの。牛太郎が角突きをする姿の絵に「がんばれ!牛太郎!!」の文字と学校名を入れた。

 丸山祐介校長がイメージ画を担当し、教員らと下絵を描いた。児童は文字の部分や背景の色塗りに取り組んだ。布は水が多いとにじみやすく、専用の絵の具は塗っても伸びにくいなど、戸惑う場面もあったという。

 丸山校長ら教員も作業を手伝い7月中に完成させ、1カ月近く開かれた写真展の会場に飾られた。

 6年生の女子児童(11)は「土の色をうまく表現できた。絵に迫力があるので、牛太郎には頑張ってほしい」とエール。4年生の男子児童(10)は「百点満点の出来映え」と話し、「旗で応援するので、もっと強くなってほしい」と力を込めた。

 角突き当日は、旗を竹ざおに付け、牛太郎が入場する際に先頭で掲げる予定だ。

 丸山校長は「子どもたちの思いが詰まった旗なので、牛太郎に思いが届き、いい取組をしてもらえたら」と話している。


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