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夏場のペットボトル、口をつけて飲むのは危険? 雑菌繁殖→破裂→骨折の事故も

夏場のペットボトル、口をつけて飲むのは危険? 雑菌繁殖→破裂→骨折の事故も


夏真っ盛り。熱中症などで水分補給をこまめに取らなければいけないが、その時に不可欠になるのがペットボトル飲料だ。ただ、Twitterでは「ペットボトルで麦茶を飲んでいたら食中毒になった」「口はつけずに飲む方が良い」などというツイートが話題を呼んでいる。

ペットボトル飲料に、口をつけるのは本当に危険なのか?イメージ写真
内閣府食品安全委員会の資料(2017年5月)では、「口をつけたペットボトル飲料を保存し、再飲用することは望ましくない」と結論づけたうえで、こう呼びかけている。

「一度開封した後は、その中で細菌などが増殖します。そのため、できるだけ、一度で飲み切ってください。何度かに分けて飲む場合は、コップに注いで飲むようにしてください」

「なお、口をつけて飲んだ場合はもちろんですが、口をつけずにコップに注いで再度栓をした場合も、細菌などが入ってしまうことがわかっています」福岡市 / Via city.fukuoka.lg.jp
福岡市保健環境研究所の実験では、一度口を付けたペットボトルの麦茶の細菌が、常温では100倍以上にも増えていたという。

同研究所は、「気温30℃前後の状態は、細菌が繁殖しやすい」としており、「暑い夏の時期は、より一層注意が必要です」としている。

また、一般財団法人「日本看護研究学会」に掲載された論文で、「保存方法によっては飲料水基準を満たさず、衛生学的に問題である」と指摘している。イメージ写真
こうした衛生面の危険性だけではない。口から飲料中に入った微生物によって、ペットボトルが破裂する事例も発生している。

微生物(特に酵母)が増殖し、それらがつくった二酸化炭素でペットボトル内の圧力が上がるためだ。

破裂によって、骨折や眼の損傷などのけがをした事例も報告されている。国民生活センターがまとめている事例は以下の通りだ。

《ペットボトル入り炭酸飲料を半分飲み残し、キャップを閉めて常温で 1 ヶ月置いたら、いきなり破裂した。その際、ペットボトルが左肘に当たり、ボトルはそのまま天井を突き破って食い込んでしまった。複雑骨折と切傷を負い、手術を受けて入院した(80歳代、女性)》

《500mlペットボトル入りスポーツ飲料を口飲みした後、再びキャップを開けかけた途端、キャップが飛んで眼を負傷した。視力が低下した。(10歳代、女性)》

放置が数日間でも、同様の事故は起きている。食中毒のみならず、こうした危険性を避けるために。同センターも「できるだけ口飲みは避けることが望ましい」としている。

こまめに冷蔵庫に入れたり、小さめのサイズを選んだりすることも有効だが、いずれにせよ、できる限り口を付けず、早く飲みきる必要がある。

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