【東北・太平洋沿岸地震】
気象庁は11日夜、青森、秋田、岩手県内に設置された地震観測点に障害が出ていると発表した。震度5弱以上の揺れが予想された場合に発表される「緊急地震速報」に影響があるといい、同庁は「今後、東北地方で発生する余震の緊急地震速報は適切に発表されない可能性がある」としている。
同庁によると、地震観測点は震源の位置やマグニチュードを特定するために山間部を中心に設置されているが、地震によるデータ回線の切断や停電の影響で、データを受け取れない状況が続いている。
東北地方に10カ所ある火山観測点のうち、9カ所で障害が発生したため、今後は気象衛星の画像データなどをもとに監視を続ける。
また、気象庁地震火山部の上垣内修管理課長は会見で、「チリに津波の影響が及ぶ可能性がある」と述べ、地震発生直後に各国に情報を提供したことを明らかにした。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/495328/