[ カテゴリー:環境 ]

トキ放鳥:きょう初の春実施 冬場のビタミン欠乏乗り越え /新潟

トキの4回目の放鳥が10日、佐渡市の佐渡トキ保護センターで行われる。春の放鳥は初めてで、冬季の訓練では、放鳥予定の18羽のうち4羽がドジョウの偏食が原因とみられるビタミン欠乏で訓練を一時中断するハプニングがあった。しかし、春は繁殖期にあたるため、放鳥後すぐにペアをつくり、ひな誕生に結びつく可能性もある。今年から春と秋の年2回の放鳥を予定している環境省は「今後の放鳥は、今回の結果を踏まえ検討していきたい」としている。
放鳥されるのは1~6歳の雄10羽、雌8羽。10年11月の3次放鳥と同様、順化ケージの扉を開けて、自然に飛び立つのを待つ「ソフトリリース方式」で行う。
昨年12月から飛行や餌とりの訓練を始めたが、今年1月以降、首を前後に振ったり、飛べなくなったり、池に落ちて溺れるなどの異常行動を示すトキが4羽相次いだ。いずれもビタミンの破壊酵素を持つドジョウの偏食によるビタミン欠乏が原因とみられ、人間に例えれば、かっけに似た症状という。
雪に覆われる冬場は餌の種類が乏しく、ケージでは職員がまくドジョウに偏る傾向があるほか、気温が低くなると症状が出やすくなるとの指摘もある。今後は、人工飼料も与えたり、ドジョウを偏食する傾向のあるトキを春の放鳥対象から外すことも検討する。4羽ともビタミン剤を注射したところ症状が回復したため、予定通り放鳥する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110310-00000170-mailo-l15

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