飲まないのに? 肝臓に負担をかけてしまう意外な原因
“アルコールの分解は肝臓で行われるから、大量飲酒は肝臓によくない”と聞いたことがある人は多いと思います。でも、肝臓に負担をかけるのは、お酒だけではないんです。
肝臓の役割として、糖や脂肪などの食べ物から摂った栄養を、身体のエネルギーに変える「代謝機能」があります。ですからお酒をあまり飲まなくても、油ものや甘いお菓子、肉、卵、小麦粉などをたくさん食べる人は要注意。肝臓は食品の栄養をエネルギーに変えようと必死で働きかけるため、疲労して肝機能が低下することがあります。
お酒をあまり飲まなくても、スイーツや果糖の多いフルーツをよく食べるという女性は多いですよね。そのような食生活も肝臓を酷使し、気づけば相当なダメージを与えてしまう原因になりかねません。また、ストレスや睡眠不足など現代人にありがちな生活習慣も肝臓にダメージを与えるといわれています。
放置はやめて! “肝機能低下”の悪影響とは?
日常のダメージなどによって肝臓に疲労が蓄積し、肝機能が低下すると、糖や脂肪の代謝がスムーズに行えなくなり“高血糖”や“脂質代謝異常”を引き起こすおそれがあります。そのことで、さらに“脂肪肝”を招き、どんどん悪循環となることも……。
しかも、肝臓は自覚症状の出にくい“沈黙の臓器”。少しくらい負担が重くても黙々と機能し続ける働き者なのですが、ともすれば過度にダメージを蓄積してしまい、異変に気づいたときには手遅れ……というにもなりかねないのです。
肝臓が「もう限界よ!」と悲鳴を上げる前に、日ごろからケアを行うことが大切ですね。
肝臓ケアに注目の成分とは?
肝臓をいたわるには、暴飲暴食を控えたり、しっかり睡眠をとったり、ストレスを溜め込まないようにしたりなど日常生活の改善が大切。でも、忙しい日々の中では理想的な生活を送るのも難しいですよね。
そこで今、肝臓ケアに適しているとして注目を浴びている成分があるのをご存知でしょうか?
その成分とはスルフォラファン。話題のスーパーフードでもあるブロッコリーの新芽の“ブロッコリースプラウト”に特に多く含まれており、この成分を継続的に摂取することで肝機能の改善が期待できるそうなのです。
実際に、スルフォラファンを研究しているカゴメによると、継続摂取することで肝機能異常のサインを知らせる「γ-GTP」や「ALT」の平均値が低下することが確認されたそうです。
長年の研究結果から、スルフォラファンが肝機能にとって良い理由が、どんどん判明してきているのです。
スルフォラファンを効果的にとるには?
スルフォラファンの1日の摂取目安量は30mg(※1)。これがどれくらいの分量なのかというと、ブロッコリー約1株分、ブロッコリースプラウト1.5パック分に相当するとのことです。
※1 スルフォラファングルコシノレートとして
※1 スルフォラファングルコシノレートとして
それだけの量を毎日とり続けるのはちょっと現実的ではありませんよね……。
もちろん、他の野菜や果物とスムージーにしたり、納豆に和えたり、食事で摂りきれない場合はサプリメントで補うなど、食べ方を工夫して毎日続けることが大事です。
もちろん、他の野菜や果物とスムージーにしたり、納豆に和えたり、食事で摂りきれない場合はサプリメントで補うなど、食べ方を工夫して毎日続けることが大事です。
いかがでしたか? 肝臓ケアのためにいきなり生活習慣を改善することまでは難しそうですが、サプリなら手軽に続けられそうですよね。
肝臓の疲れを放置していつか手遅れになる前に、サプリなどもうまく活用しながら肝臓ケアを始めましょう!