新潟と長岡で特殊詐欺被害
新潟市と長岡市で14日、高齢者を狙った特殊詐欺の被害が相次いだ。県警は不審な電話には応ぜず、見知らぬ人物に現金を手渡さないよう呼びかけている。
新潟西署によると、新潟市西区の80代女性の自宅に14日、めいの夫を名乗る男から「株で失敗した。200万円を代理人に渡してほしい」と電話があり、女性は自宅に来た男に現金200万円を手渡した。
一方、長岡署は14日、長岡市の80代女性から現金250万円をだまし取ったとして、茨城県水戸市末広町の自称解体業、大内一樹容疑者(30)を詐欺の疑いで緊急逮捕した。逮捕容疑は同日午前10時半ごろ、大内容疑者が女性のおいを装い「友人が会社の金を使い込んだので300万円を貸してほしい」と何回も電話をかけて同市内に女性を呼び出し、現金をだまし取ったとしている。
県警と県は今月上旬から「特殊詐欺シャットアウト緊急対策」に乗り出しており、高齢者らに改めて注意を促している。