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絵本の選び方一つで変わる!「子どもを本好きに育てる」秘訣とは

子どもの“スマホ依存”どうすればいい?

現代の育児で大きな問題となっていることで、10年前にはなかったこと。それは、スマホやタブレットに依存する親子が増加したことです。
デバイスの動画やゲームに熱中して、勉強や外での遊び、本を読むことに興味をなくしてしまう子どもが増えているようです。
絵本作家として長谷川さんはそんな風潮を見て、
「それは、親を見て子は育つから、その親がいつもスマホばっか見てんちゃう? 本を読む親の子どもは本を読むようになるよ」
と指摘しています。確かに、親がそもそも与えなければ、スマホやタブレットの問題は起こりません。
「だから自分が嫌だと思ったら、子どもの前でしないことやね」
長谷川さんは親たちの悩みをバッサリ分析します。
子どもにもっと本を読んで欲しい! と思うなら厳しく注意するのではなく、まず自分自身の行動をチェックするところから始めなければならないようです。

意味がないような絵本を読む時間も大事

ではどうすれば、動画に夢中な子どもたちに読書への興味を持たせることが出来るのでしょうか? 長谷川さんは、“最初から多くを求めすぎないこと”を提案しています。
「無理に読まんでもええし、全ページ読まんでも、子どもの好きなページを一緒に見るだけでもええねん。そのうち、もっと広く興味をもつようになるし。最近の親御さんは結果を求めすぎやねん。意味がないような絵本を読む時間も、大事だと思うで」
親が読ませたい本を子どもに押し付けず、まずは書店や図書館へ行き、子どもが興味を示した本を一緒に見たり、読んだりするといいかもしれません!

本好きにするためには“自分で選ばせる”のが大事

お母さんたちの中には、「でも、子どもに本を選ばせると、おもちゃやアニメのキャラクターものばかり持ってきて、ためになる本を選ばない」という悩みもありそうです。
長谷川さんが思う、子どもにとって“いい本”に出会う方法とは、いったい何でしょうか?
「うちの子たちも『ノンタン』(偕成社)シリーズの本よう自分で持ってきてた。自分で選んだ本は大好きになっとったけど、自分で選んだものを大事にしてあげたらええんじゃないかな。全部選ぶわけじゃないんやし」
長谷川さんは、まず子どもの好みを尊重することを薦めています。自分の選んだものを読むことで、自然と本に興味が出てくるのでしょう。
子どもに1冊選ばせた上で、親子の意見が一致したものをもう1冊……という風に、子どもの意志を大切にしてあげるのがいいかもしれません。
スタート地点のハードルはなるべく低くして、たくさん読ませ、本の面白さをだんだんと理解してきたら、違う種類の本も受け入れるようになるかも!

子どもには“親の読み聞かせ”が一番落ち着く

親が子どもに“本の読み聞かせ”をする重要性はよく耳にします。お母さん、またはお父さんが子どもに絵本を読んで聞かせることの意義について、絵本作家として長谷川さんは、次のように語っています。
「子どもにとっては、親の独特のテンポやペースがいちばん落ち着くんとちがうかな。読み聞かせにルールはないから、その人なりの言葉で、子どもの反応をみながら、読んであげたらええと思うよ」
「絵本の原文を読み手が変えたってええと思う。方言なら方言で、無理して標準語にするより、子どもにはずっと伝わる。 ぼくの息子たちに、真面目な翻訳本を読んであげたらまったく聞く気なかったのに、ある日同じ本を関西弁にアレンジして読んだら、ドッカンドッカンうけたことがあったよ」
長谷川さんによると、本の読み聞かせをする意義は、完璧に読むことではなく、親子の心の触れ合いと、本を読むことへの興味促進にあるようです。
長谷川さんの本は大阪弁で書かれていることも多いものですが、他の地方の人が読む場合は子どもが聞き慣れたその土地独特の言葉で読んであげれば、大人も子どもも楽しめそうですね!

以上、いかがでしたか? 親が選ぶ本ではなく、子どもが自分で興味を持つ本を選ぶべき、という意見は、自分が「子どもに良かれ」と思って本を選んでいた筆者にとっても目から鱗。
早速今日から、子どもの意志を尊重し、自分で読みたい本を選ばせてみてはいかがでしょうか?
(ライター 相馬佳)

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