歯ブラシの選び方
お店へ行くと沢山の歯ブラシが売られているので、何を買ってよいか迷ってしまいますよね。そこで過去記事「歯科医は絶対選ばない!実は“役に立たない歯ブラシ”の特徴3つ」の中から、渡辺先生がオススメする歯ブラシの選び方を紹介します。
(1)毛先は山切りではなくフラット
(2)毛先が細いタイプではなく、普通の太さのタイプ
(3)毛先の硬さは普通
なぜこれら3つを選ぶ基準にするとよいかというと、歯垢を落とすためには、毛先が歯に直角に当たった状態でこする必要があるから。毛先が極細毛などで細かったり、山切りにカットされていたり、柔らかすぎたりすると、磨くときに毛先が寝てしまい上手に磨けないそうなんです。
ちなみに硬さに関してですが、毛先が硬すぎると、磨く際に力を入れすぎる人は歯茎を傷つけてしまうリスクがあるので、普通の硬さを選びましょう。
歯ブラシの間違った保管方法
せっかく買った歯ブラシも、正しい保管方法をしなければ、すぐに傷んでしまいますし不潔です。
そこで過去記事「歯科医は絶対選ばない!実は“役に立たない歯ブラシ”の特徴3つ」の中から、保管方法はどうすればよいのか、NGポイントを3つお伝えします。
(1)家族全員で同じコップに歯ブラシを入れている
(2)洗面台の鏡の裏に入れている
(3)古い歯ブラシを捨てずに、新しい歯ブラシと一緒に保管している
1つのコップに家族全員で歯ブラシを入れていると、それぞれの歯ブラシに付着した雑菌が歯ブラシ同士で感染してしまいます。
また、洗面台の鏡の裏に置いておくのがNGな理由は、通気性が悪く、細菌が繁殖しやすい場所だから、とのことです。
歯ブラシの交換時期
最後は歯ブラシの交換時期。一般的には、“毛先が開いたら替える”という印象だと思いますが、過去記事「毛先が開いたら…では遅い!歯科医が教える“歯ブラシの交換時期”」によると、答えは「毛先の開きに関係なく、1カ月経ったら交換する」といいそうです。
毛先が開いていなくても、ナイロン製の毛先は弱くなっています。先ほども触れた通り、歯垢をおとすために歯に対して直角に毛先を当てる必要があるので、弱くなった歯ブラシでは歯磨き効果が落ちてしまいます。
以上、歯科医師に聞いた歯ブラシの選び方、保管方法、交換時期をまとめましたが、いかがでしたか? 何気なく使っている歯ブラシですが、これから買う時には、ぜひとも上述したことを参考にしてくださいね。
(ライター 坂本正敬)