通勤や仕事で毎日車を運転している人もいれば、大きな買い物やレジャーのときだけ運転する人など、車を運転する頻度は人それぞれ。同様に、運転技術や運転マナーも人それぞれです。
同じ道路には自分のペースと合わない走り方をする車がいたり、危険な運転をしている車が走っていることもあります。交通事故の加害者にも被害者にもならないために、周りの迷惑にならない運転を心がけたいですね。
そこで今回は、『WooRis』が「危険運転・イライラ運転・マナー違反運転」について、500人に独自にアンケート調査を実施しました。あなたは怒る側でしょうか。それとも、やってしまったと反省する側でしょうか。
ちょっと! 危ない運転ランキング
ちょっとしたマナー違反が、思わぬ事故につながることもあります。そこで、世のドライバーが運転中に“危険運転・イライラ運転・マナー違反運転”だと思う運転について、どんな運転があるのか具体的に聞いてみました。そのワースト5を見てみましょう。
ワースト5位:急な進路変更(20.2%)ワースト4位:割り込み(22.2%)ワースト3位:あおって追い越し(23.6%)ワースト2位:スマホを使いながら運転している(25.4%)ワースト1位:ウィンカーを出さない・出すのが遅い(31.0%)
思い当たる運転はありますか? 前方車がウィンカーを出さずにブレーキを踏んで減速すると、予想外のため後続車がブレーキを踏むタイミングが遅れて追突してしまうことも。
また信号が変わった途端にウィンカーを出すのもイライラ&マナー違反。次の信号まで待たなくてはいけないこともあり、かなりの迷惑行為です。
また最近スマホでゲームをしながらの運転事故が社会問題化していますが、いまだに運転中にスマホを利用している人がいることは驚きです。
ぶつかるでしょ! 思わず二度見した運転席には
実際に“危険運転・イライラ運転・マナー違反運転”に遭遇した人に対し、「そのマナー違反だと思う車の運転手の性別・年代はいくつくらいでしたか?」と質問してみました。ワースト3の回答は以下の通りとなりました。
ワースト3位:40~50代女性(20.3%)ワースト2位:20~30代男性(21.9%)ワースト1位:40~50代男性(23.0%)
意外なことに、マナー違反の運転をしていた運転手の1位と2位は男性でした。しかも1位は40〜50代とは驚きですね。免許を取ってからだいぶ経ち運転技術に自信があるがゆえの油断なのかもしれません。
ヒヤリだけでは済まない危険が潜む
中年のマナー違反が多いというアンケート結果でしたが、運転歴が長くなるとつい自己流の運転になりがちですよね。単なるマナー違反というだけではなく、最悪は死亡事故につながることもあります。
警察庁の資料「平成28年上半期における交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況について」を参考に、死亡事故の原因を見てみましょう。
死亡事故原因3位:脇見運転死亡事故原因2位:運転操作不適死亡事故原因1位:漫然運転
先程のランキング2位の運転中のスマホ操作を原因としたものが、死亡事故原因の上位にあがっていました。人の命を奪う死亡事故を起こしてしまっては、取り返しがつきません。スマホを見ながらの運転は絶対にやめましょう。
以上、”危険運転・イライラ運転・マナー違反運転”についてお伝えしました。
交通安全教室で勉強した小学生でも、突然歩いている列に車が突っ込んでくるなど、避けたくても避けられない事故が増えています。「もし自分の子どもが被害者になったら」と考えて、安全運転を心がけたいですね。
(ライター 大津留ぐみ)