県は8日、インフルエンザが広がっているとして、今季初となる「警報」を県内全域に発令した。1月30日から今月5日までの1週間で、1つの医療機関当たりの平均患者数は30・24人にのぼり、大流行の発生・継続が疑われる国の基準(30人)を超えた。同日に学年・学級閉鎖をした小中学校などは68校にのぼっており、県は外出後の手洗いの徹底などを呼び掛けている。
県によると、定点観測の対象とする県内92の医療機関から報告された患者はこの1週間で計2782人。2387人だった前週(1月23~29日)の1・16倍となり、1803人だった前々週(16~22日)と比べても増加が続いている。
13の保健所管内のうち、新発田が39・0人と最も多く、新潟市と南魚沼、三条を合わせた4管内で警報レベルを超えている。
8日にインフルエンザで学級・学年閉鎖をした学校(国立を除く)は午後3時の集計で、小学校58▽中学校8▽高校1▽特別支援学校1。警報発令は昨季より5日遅いものの、県は「ほぼ同じ傾向」としている。
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