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注意すべきは外だけじゃない!インフル予防に大事な「室内対策」4つ

空気が乾燥するこの時期に気になるのは、インフルエンザなどの感染症です。予防接種を済ませていたとしても、油断はできません。
対策として、人が多い場所へ出掛ける時にはなるべくマスクをつけるようにして、帰宅したら手洗いうがいをしっかりするようにしている、という方も多いと思いますが、外出時の予防対策だけでなく室内環境の対策もちゃんとしていますか?
そこで今回は、都内保育園で保健師として勤務している林先生に、“インフルエンザ予防で気をつけたい4つの室内環境対策”について聞いてきたのでご紹介します。

■対策1:1時間ごとに窓を開ける

寒い外から帰ってきたら暖かい部屋で過ごすのは最高で、もう外の空気に触れたくなくなってしまいますが、こまめに換気をするようにしましょう。
「最近は空気清浄機をお部屋に設置されているご家庭も多いかと思います。空気清浄機を使用していたとしても、空気を入れ替えるためにも1時間ごとに5分くらいは窓を開けて換気するようにしてください」
換気をする時は、対角線にある窓を2か所以上空けることで効率的に換気することが出来るそうです。

■対策2:家具を壁から離して設置する

家具を設置する時に壁との距離を意識していますか?
「家具を壁にぴったりくっつけて置いてしまうと、空気の流れが悪くなってしまいます。家具はなるべく壁から5cm以上離して置くようにして、家具の下にも隙間ができるようにするといいですよ」
脚がついたデザインの家具を選ぶようにしたり、棚の下にすのこを置くのもいいそうです。

■対策3:排気口をふさがない

マンションのリビングや寝室にある排気口からくる風が、この時期は冷たくて嫌になってしまうことがありますが我慢です。
「お部屋についている吸気口や排気口を閉めてしまったり、物を置いてふさがないようにしてください。そして吸気口などにセットされているフィルターはこまめに掃除するようにしてください。
埃などで目詰まりしていると、せっかく開けていても意味がありません」
シックハウス対策の一環としてマンションに設置されている排気口は、台風の時以外は開けておくようにしましょう。そして24時間換気の設備がある場合は、スイッチを切らないようにしてください。

■対策4:加湿しすぎない

乾燥対策に使っている加湿器で、部屋を加湿しすぎて逆効果になっている場合があるそうです。
「湿度設定ができない加湿器を使っている場合は、湿度計などを使って部屋が適切な湿度になるように気をつけましょう。
湿度が高くなりすぎると、結露が発生しやすくなり壁紙を傷めるだけではなくカビやダニの繁殖の原因にもなってしまいます」
特に布団を敷いて寝ている部屋で加湿器を使用すると湿度が高くなりやすいので、注意したほうがいいそうです。そして結露が出てしまったら、こまめに拭くようにしましょう。

いかがでしたか。暖かい部屋に冷たい空気を入れるのには抵抗がありますが、意識をしてこまめに換気を行い室内環境を整えることが大切なんですね。
そしてガスや灯油のストーブを室内で使用している場合は、水蒸気などの影響で室内の空気が汚れてしまいがちなので、こまめに換気をするようにしましょう。
(ライター やまさきけいこ)

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