がんというと高齢者の病気というイメージを持っている人もいると思いますが、近年では10代の若者や40代の働き盛り世代、子どものがん患者が増加傾向にあります。そのくらい、がんという病気は身近で、もはや他人事ではないのです。
だからこそ、がんになるリスクを避ける方法があるならば知っておいて損はないはず……。
そこで今回は、『WooRis』の過去記事と海外情報サイト『Good Housekeeping』を参考に、“がんの発症リスクが増えるNG習慣”4つをご紹介します。
■1:喫煙
肺がん患者の80%は喫煙者であり、各種がんで亡くなる人の25%が喫煙者というデータがあるそうです。
まさに喫煙は、”百害あって一利なし”。
長年喫煙してきた人はなかなかやめられないかもしれませんが、がんになりたくないのであれば禁煙する方がよいようです。
タバコの煙を吸うだけでもがんリスクが増えるので、家族に喫煙者がいる場合も気をつけたほうがよさそうですね。
■2:肥満
がんのリスクを下げたいのであれば、ぜひ適正体重を維持するように努力しましょう。
太りすぎは、20種類以上ものがんの要因と考えられており、その中には女性特有の乳がんや子宮がんも含まれています。
健康的な体型を維持することは、見た目だけでなく、がんのリスクから自分を守ることでもあるのです。
食べすぎに気をつけ、適度な運動を欠かさないことが大切ですよ。
■3:肉食
お肉大好きな肉食女子の方には耳が痛いかもしれませんが、肉……とくに赤身の肉やソーセージなどの加工肉は、がんリスクをぐんと上げてしまいます。
肉料理は子どもも大好きなので、ママたちは心配になってしまいます。
特にソーセージやハムなど塩分の高いものは日本人に多いとされる胃がんのリスクを高めると言われていますので、親子で食べ過ぎてしまわないよう気をつけましょう。
■4:飽和脂肪酸の摂りすぎ
飽和脂肪酸というのはバターなどの乳製品やラードなど肉類に含まれる脂肪のことで、常温では固体で存在します。
ゆえに、体内でも固まりやすく、中性脂肪やコレステロールを増加させてしまい、乳がんなどのがんリスクを高めてしまいます。
脂肪は我々の体にはなくてはならないものですが、飽和脂肪酸だけに偏ることなく、アボカドや魚介類などの不飽和脂肪酸を含む食品をバランスよく摂るようにしましょう。
以上、“がんの発症リスクが増えるNG習慣”4つをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
医療技術の発達により、がんは必ずしも死を意味するものではありませんが、大切な家族や友人に心配をかけたり自分自身も辛い思いをするのは嫌ですよね。
なってからでは手遅れになる場合もあります。その前に、今の生活習慣を見直してがんのリスクを増やさないよう予防に努めましょう。
(ライター 吉田和充)
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