厚生労働省はこのほど、2009年に発生した新型インフルエンザが感染症法上の「新型インフルエンザ等感染症」と認められなくなった後の名称を「インフルエンザ(H1N1)2009」とする方針を決めた。「新型」でなくなったかどうかは年度内にも判断する。
09年4月に発生した新型インフルエンザは、感染症法44条に基づいて舛添要一厚労相(当時)が「新型」と宣言した。同法では、国民の大部分が免疫を獲得するなど「新型」と認められなくなった時には、厚労相がその旨を速やかに公表すると定めている。
厚労省は昨年8月、WHO(世界保健機関)の「ポスト・パンデミック宣言」を受け、季節性と異なる大きな流行などが起きなければ、今年度末をめどに「新型」と認められなくなった旨を公表し、通常の季節性の対策に移行する方針を示している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110301-00000000-cbn-soci