[ カテゴリー:222掲示板 ]

緊急時に対応する能力磨く 柏崎刈羽原発・設楽所長に聞く 新潟

 6月30日付で就任した東京電力柏崎刈羽原発(柏崎市、刈羽村)の設楽親(したら・ちかし)所長は本紙のインタビューに応じ、停止中の同原発の再稼働に向け、新規制基準に基づく原子力規制委員会の適合性審査に合格するように工事に万全を期す考えを強調した。また、再稼働に欠かせない地元の理解を得るため、安全対策の強化とともに緊急時に適切に対応できるように所員らの訓練に力を入れる考えを示した。

                    ◇
 --取り組むべき課題は

 「設備を使うのも判断するのも、最後は人だ。人の技量を上げ、緊急時に自発的に対応する能力を高めたい。東日本大震災と津波の被害に見舞われた福島第2原発を(過酷)事故から救った最大の要因は『最後は自分たちがやらなければいけない』という意識で動く現場の力。緊急事態のときに消防車や電源車を使いこなし発電所を守る訓練は既に行っているが、より体系化された人材育成のプログラムづくりを進めている」

 --柏崎刈羽原発の再稼働時期の見通しは

 「そこまでの議論はできていない。ただ、原子力部門は経営にインパクトがあり非常に重要。適合性審査に通るように本社と一体となり、審査に基づく工事を進めたい」

 --福島第1原発事故で失われた信頼の回復は

 「現実問題として原子燃料を扱っており、プラントを守り訓練で事故に備えることに尽きる。対話や視察の機会を設け、情報を発信する。地味な活動に勝るものはなく、理解してもらえるよう努めたい」

 --核燃料が溶け落ちる「メルトダウン(炉心溶融)」の公表の遅れに当時の社長が関与していた

 「重大な問題だ。再発防止に努めるとともに(福島事故を教訓にした)原子力安全改革プランを現場がしっかり実行に移せるようにしたい。(所長だった)福島第2原発から場所が変われど、やることは同じだ。ただ、柏崎刈羽原発は職員の数も安全対策工事の規模も大きいので、所員間のコミュケーションをより深めるように努めたい」

 --炉心溶融をめぐり、県の技術委員会は約70項目の検証を東電の第三者検証委員会に求めた

 「検証項目では確認しなければならないところが残っており、しっかりと対応したい」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160716-00000014-san-l15

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]

コメントする

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]

団体理念  │  活動展開  │  団体構成  │  定款  │  プライバシーの考え方  │  セキュリティについて  │  事業  │  メディア掲載  │  関連サイト  │  お問い合わせ

copyright © JMJP HOT TOWN Infomaition Inc. All Rights Reserved.   NPO法人 住民安全ネットワークジャパン

〒940-0082 新潟県長岡市千歳1-3-85 長岡防災シビックコア内 ながおか市民防災センター2F TEL:0258-39-1656 FAX:020-4662-2013 Email:info@jmjp.jp