厚生労働省は15日、2月1~7日の1週間でインフルエンザの患者数が1医療機関当たり34・66人となり、今季初めて警報レベルの30人を超えた、と発表した。昨季より3週間遅いが、感染が急速に拡大しており、専門家は注意を呼びかけている。
発表によると、全国約5000か所の定点医療機関から報告のあった患者数は、17万1570人で、1医療機関当たり34・66人。推計される全国の患者数は約164万人で、前週の107万人から増加した。
1医療機関当たりの報告数が多いのは、神奈川県(48・95人)、埼玉県(47・52人)、愛知県(45・24人)などで、24都道府県で警報レベルを超えた。
ウイルスは、2009年に新型として流行したH1N1型が多く、次いでB型、A香港型の順となっている。
(2016年2月16日 読売新聞)
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