定期接種の4種混合ワクチンの6割を製造する一般財団法人・化学及血清療法研究所(化血研)が出荷を自粛し、在庫切れの恐れが生じた問題で、厚生労働省は2日、自治体に対し、地域間の調整でワクチンの安定供給を求める事務連絡を出した。
化血研は、国の承認を受けた内容と異なる方法でワクチンを製造したとして、9月中旬から出荷を自粛。化血研のワクチンの在庫は今月中旬にもゼロとなる見通しだ。これに対し厚労省は、他社製品の充当などで当面、全国的な供給量は保てるとしている。
(2015年11月4日 読売新聞)
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