taniiです
9/29・曇りから快晴
午前中、我が家の庭に設置してある「防災倉庫」の整理と、発電機等のメンテナンスを終え昼食。
13:00過ぎに車庫の片付けをする為に庭に出て、ふと南の空を見ると黒煙が上がっている・・
一瞬、「禁止されているゴミ焼却」をしているのかな?と思ったが、煙が半端な規模じゃない・・
「火事だ」と直感し、車に飛び乗り、煙の方向へアクセルを踏んだ。
私の自宅から1-2分のカーブを曲がると、高床式3Fの住宅に隣接する「大きな作業小屋」から黒煙が上がり火炎も見えた、
住宅前の道路は幅員が狭い為「消火活動」の邪魔になると思い「農道」に車を突っ込み、
ヘルメット・グローブを着用し、救急バッグと車両誘導棒を持ち、デジカメと携帯をポケットにねじ込むと現場に走った。
炎上する小屋の前で家主と思われる「高齢男性」がパニックになっており、他には誰もいない。
男性を捕まえて「ここの住人か?通報したか?家族構成は?誰か残っているか?」と詰問するが、要領を得ないながら「消防は呼んだ、家には俺だけだ」と答えた。
熱気で火傷しそうなので、道路の反対側に家主を避難させ、再度同じ事を聞くと「三人暮らしで二人は出ていて、自分しか居ない」と再度答えた。
しかしパニック状態なので信用せず「要救助者」が残っているかも知れないと思い、
外壁が燃え始めた住宅の玄関から中に入り「誰かいないか!!」と声をかけながら部屋を確認するが熱くて全て確認が出来ず、外に飛び出し「絶対他に人はいないか?」と怒鳴ると「居ない、居ない、俺だけだ」と繰り返したので、「要救助者無し」と判断した。
火勢が強く、消防隊を待つしか出来ないが、一般車両が「消防車両の進行」の妨げにならないように誘導棒で「通行規制」をしながら、村松方向を見ると地元消防団員が1名走って来たので、「一般車両通すな!!そっち側規制しろ!!」と怒鳴った。
家主の男性に目配りしながら、通行規制し、消防が「初期段階の現場写真」が必要だろうと判断、炎上家屋にカメラを向けシャッターを切りながら消防隊の到着を待つ。
文章にすると長いが、ここまで3~5分位だと思う、
やがてサイレンが聞こえ、消防隊が到着したので、署員に「要救無し、確認しました!」伝えると「要救無し、了解」と返ってきた。
署員と共に「ホース」を配置し、消防隊放水開始・・・
火勢が強く消火活動は難航したが、やがて鎮火、「作業小屋」は、全焼、
住宅は、かろうじて全焼をまぬがれたし、負傷者等が無かった事が何よりで
「火事の恐ろしさ」を体で感じた一日であった・・