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ビルの上に人

昨日、自殺志願者がビルの上から飛び降りようとする騒動があった。

下の写真は特派員から寄せられたものだが、
歩道の木の後ろ側の白いビル、その隣のガラス張りのビルの屋上に人の姿が確認できるだろうか?

自殺志願者は、20歳くらいに見える男性だったということだ。

警察、消防、レスキューが駆け付け、下にマットを敷く。
そこに、男は自分の履いていた靴を投げつけたかと思うと、携帯電話で誰かに電話をしだす。
おそらく「これから、飛び降りてやる」とでも誰かに言っていたのか!?

野次馬が集まってくると男を刺激してしまうので、下では警官が野次馬排除に当たる。
しかも、制服警官でなく、私服警官が行っている。

道路が通行止めとなった。

長期戦の様相か!?と思われた19:30頃、特派員より男が確保されたらしいとの情報が入る。
通行止めも解除されたと…。

実は本件に関しては携帯サイトにも少し書いたのだが、騒動の早い段階で特派員から情報が寄せられていたが、メール配信を控えていた。
メール配信によって野次馬を集めて、男を刺激してしまってはマズイと思ったからだ。

しかし、警察車両、救急車、レスキュー車までが集結した上で、彼らが何やら慌ただしく動いていれば、当然のごとく異様な雰囲気となる。
「いったい何があったの?」という問合せが、当方にいくつか届きだす。
その度に、「自殺志願者がいるので、刺激しないように現場を離れて…」とメールを送信する。
そして、通行止めの後は、「この通行止めはいったい何事?」といった内容のメールが届きだす。

この段階で、メール配信に踏み切った訳だ。

それにしても…この青年、大勢の人たちを巻き込んで大騒ぎをさせたものだ。
こういう場合、この青年には「厳重注意」だけで済むのだろうか?
往来の通行を妨害したとかの理由で罰金でも課せられるのか?
病気以外の理由で救急車を出動させたという理由で請求書が届くのか?

おそらく死にたくなるほどの辛いことが、この青年にあったのだろうが、大勢の人を巻き込んでの大騒ぎはあまりいただけないなぁ。

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2010年05月22日 16:42に投稿されたエントリーのページです。

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