skymaxです。
妻が亡くなってから、私たちは中越地震に被災しました。
競合店の出店、大型スーパーの24時間化などの逆風も受けながら、なんとか仕事を進めてきました。
子供たちもすっかり大きくなりました。娘は来年は高校受験。息子はこの春から中学生です。
妻は人生でなすべきことを早々と済ませて駆け抜けました。
私たち家族に暖かな優しさを残して。
私や子供たちを愛して、皆から慕われた妻は本当に幸せ者だったと思います。
さっき、妻の両親と会って、妻の話をしました。
どうしても涙が出るのは仕方ありませんが、必ず最後は皆が笑顔になりました。
妻はそういう女性でした。
人生は長生きする事も大切だけど、短くても日々を大切に生きることが大切なのではないでしょうか?
妻はその命と引き替えに私に道を示してくれました。
つまらないしがらみや、既成概念に縛らる必要はありません。
人は愛があるから人間なんです。
偽りのない愛こそが、最も大切なんだと思います。
人は何のために生きるのか?
愛する人がいるから頑張れる、愛する人のためなら苦にならない。
愛する人が大切だから、他人を思いやることが出来るのだと…妻は私に教えてくれました。
死んだ人間の後を追い掛けたり、形のない宗教に依存しても、未来は何も変わりません。
未来を変えるのは今を生きている私たち自身です。
故人が何かをしてくれるのでも、誰かが何かをしてくれるのでもない…やるのは自分自身、変わるのは自分自身です。
人生は日々時間が過ぎていきます。
私たちは必ず最後には死を迎えます。
ある著名人の辞世の句にこんな言葉がありました。
『散る桜、残る桜も散る桜』
妻への過去の想いは心の底に沈めて、私たち家族は新しい明日に向かってそれぞれの道を歩いていくことでしょう。
彼女自身もそれを一番望んでいるはずです。
妻の命日…今日はそんな新しい始まりの日です。