笠井です。
昨夜、私が仕事をしていると、知り合いの女性から電話が掛ってきた。
「私、たまたま近くで車をぶつけられちゃったんです。どうしたらいいか分からないので、ちょっと来てくれませんか?」と。
来てくれませんか?と言われても、事故を起こしたら警察に電話して事故処理してもらうというだけで、俺が行っても行かなくても仕方ないんだけどなぁ、、、などと思いつつ、現場があまりにも近い場所だったので行かない訳にもいかず、行ってみることにした。
家を出て、ものの20秒ほどで現場に到着。
現場には、私の知り合いの女性の車を含めて、3台の車が停車していた。
女性から事情を聴いたところ、どうやら次のようなことが分かった。
女性の車が現場の交差点の赤信号で停車した。
前には二台の車が、やはり信号待ちで停まっている。
信号が青信号に変わったが、先頭の信号待ちの車がなぜか出発しない。
そして、ハザードランプを点灯させて止まってしまった。
そこで、二台目の車は止まった車を回り込もうと思ったが、車間距離が狭すぎたので、後進して距離を取ろうとしたところ、ガツンと三番目に停まっていた女性の車にぶつかった。
信号が赤にならない内に早いところ先頭の車をよけて信号を渡ってしまおうと焦った二台目の車のドライバーが、後方を十分に確認せずにバックしてしまったため起きた事故でした。
夜間の暗い中で、女性の車の前部がどの程度傷んでいるのかははっきりとは確認できなかったが、損傷は明らかにこすった程度の軽傷で、しかも、女性はただ停まっていただけだから過失はない。
自分に過失はないし、車の損傷は極めて軽度となれば、女性は何も心配する必要はない。
相手の保険に全額負担してもらって修理してもらえば良いのだから。
そのためにも警察から事故処理してもらうことは重要だと思ったので、私は、「軽い事故で警察を呼ぶまでもないから、当事者の二台で警察へ行っておいで」とアドバイスした。
すると女性は「えーっ、先を急いでいるんですけど、警察に行かなきゃいけないんですかー?」とご機嫌斜めだ。
「行かなきゃいけないんだよ。いくら自分に非がなくても、当事者なんだから仕方ないだろ。ほら、とっとと行っておいで。どうせ簡単に終わるから、俺はついていかないよ。」と、警察に送り出したのでした。
しばらくして女性から報告の電話があった。
「警察の人には頭に来ました。だって、私は何も悪いことしていないのに、私の勤務先とか携帯電話番号とか、いろいろ聞いてくるんですよ。」
「頭に来ちゃったから、言いたくありませんって言っちゃいました。自宅の電話番号は教えてきましたけど…」と女性。
「あのねぇ、キミねぇー、、、なんで警察に頭に来る必要があるの?警察に事故処理してもらわなきゃ、キミが困るんだよ。キミのために、警察は仕事してくれているんだよ。その警察に、なんで?文句言って帰ってくるの。それ変だよ。」と私が言うと、女性は「だって、あの警察官とっても頭に来る言い方するんですもの」と返ってきた。
今回の事故は、確かに女性には何の過失もなかった。
しかし、もしも私だったら、前の車がバックしてきたところで、ブッブッーと激しくクラクションを鳴らして、二台目の車に気が付かせたかもしれないし、あるいは、機敏に後ろに下がることさえできたかもしれない。
そう考えると、もしかしたら回避できたかもしれない事故だった訳でして、、、なのに、女性はそんな反省の一つもなく、自分は何も悪くないのだからとプンプンと怒ってしまっている。
ふむふむ、なるほどねぇ。
男性と女性はまったく違う考え方をするとか、頭の構造がそもそも違うとか、よく言われていることですが、
女性がどんな考え方をするのか!?まったく理解できていない私にとっては、とても勉強になる一件でした。
コメント (1)
事故の当事者であれば、非があろうと無かろうと、身元を細かく聞かれのは当然の事だと思いますが…。
違う考え方をする女性も、たくさんいると思いますよ。
私も駐車中にバックして来た車には、思い切りクラクション鳴らしましたから。結果は、ギリギリぶつけられずにすみましたよ。
投稿者: 潤 | 2009年12月30日 22:18
日時: 2009年12月30日 22:18