高木です。
理事会の後、
第一回 「防災・安全・復興に関する国際シンポジュウム」の組織委員会が
泉田知事、森長岡市長を交え行われました。
委員長はもちろん東京大学名誉教授の伊藤滋先生です。
中越大震災5周年を記念し今年10月の中旬に行われる予定です。
国際シンポジウムと言うのは、中越大震災以降に台湾や中国、インドネシアの津波など
日本周辺で大規模な天災が発生しました。それを契機に地震体験者として我々から様々な情報を発信しようと組織されたようです。
組織委員会終了後、県外から出席された委員も含め「山古志」のその後を見学に行きました。
もの凄い地割れや後をとどめない土砂崩れなどがあったわけですから今までの道などまったく
あとかたもありません。新しくトンネルを掘ったり道を付けたり本当に様変わりしました。
右側に白い倉庫が見えます。
斜めになっているのがわかると思いますが、
当時の建物の面影が残っているのはこれくらいのようです。
あの有名な「芋川」の爪痕を見てきました。
川の中に家がそのまま残っています、というより意図的に残したようです。
国土交通省も河川の中に「構築物」を放置しておくことはまかり成らんとの事だったらしいですが、
あれだけの地震だったから何とか方法はないかとの事から国土交通省も「特例」として認めたようです。
高床式の基礎部分がそっくり埋まっています。
当然当時の川はその基礎より低いところにありました。
埋もれている高さは約5m位でしょうか