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2009年は国際天文年

skymaxです。

来年は「国際天文年」です。
これはガリレオ・ガリレイが世界で初めて望遠鏡で天体観測を行ってから400年にあたることにちなんで、制定されたのだそうです。
それではガリレオのどこがそんなに偉大なのでしょうか?
地動説?…望遠鏡を初めて天体に向けたこと?
もちろんそれもありますが、地動説や望遠鏡を単に空に向けただけなら他にもいたようです。
ガリレオが本当に偉大なのは観測や実験から仮説を立てて、理論を展開したからです。

これは天文だけではなく、あらゆる科学の基本的な姿勢として現代に引き継がれてきました。


昨年は多くの日本人科学者がノーベル賞を受賞しました。これは大変に素晴らしいことだと思います。
これまで日本人はものづくりや技術では国際的に高い評価を得てきましたが、基礎科学の分野では欧米の後塵を拝してきました。
それが近年では、基礎科学の分野でも世界をリードする研究者が増えてきました。
特に日本の天文学者たちの努力は目覚ましいものがあります。世界一クラスの能力と稼働率を誇るすばる望遠鏡、世界初の小惑星探査、アポロ以来の月の本格的な探査…。そしてそれらを積極的に納税者に伝える天文台の姿勢。
多くの天文関係者の方の努力が噛み合っている証拠です。

理科離れと言われて随分たちますが、決して日本の未来は暗くはありません。
まずは私たち大人が、科学の扉を子供たちに開けてあげることからはじめませんか?

来年は日本からも日食が見られます。一緒に空を見上げることで、人と人の心の繋がりが、もっともっと深くなるといいですね。

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コメント (2)

skymax:

skymaxです。
昨夜、ある民放で「ビートたけしの超…」というトンでも番組をやっていました。これは科学番組ではないものの科学番組のふりをした低俗な番組です。アポロが月に行ったのかどうかを議論するようでは呆れてものも言えません。こんな低俗番組を作る大人が子供たちに理科離れをさせるのです。

skymax:

skymaxです。名称が間違っていました。正しくは「世界天文年」です。失礼しました。

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2008年12月31日 11:51に投稿されたエントリーのページです。

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