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またまた福岡の事件について

笠井です。
23日の私の投稿に潤さんからコメントを寄せていただき、全く同感だと思っていた矢先に、こんな続報が入ってきた↓
「母さんいらない」に絶望、ホースで絞める…福岡の小1殺害

「お母さんなんか大きらいだ」
私も子どもの頃を思い出せば、そんなふうに口走ってしまったことがしばしばありました。
だけど、本当に嫌いな訳がありません。
お母さんが大好きでした。

そんな、大好きなお母さんから首を絞められたら…。
さぞかし苦しかっただろう。切なかっただろう。

私の娘が白血病で入院していた時、別の病室に中学生の少女が入院していました。
少女は治療薬の副作用で骨肉腫になってしまい、左足を切断。しばらくして、今度は右足に転移しているのが判り、右足を切断された。
生きるために、いや、生かすために両足を切断された少女は、両足のない自分の姿を見て、「私なんか死んじゃえばいいのに。ねぇお母さん、なぜ殺してくれなかったの? 私はどうしてこんな姿で生きているの?ねぇお母さん、なぜ?」と絶望し泣き叫んでいました。
本人に相談することなく「娘の両足切断」を決意したお母さんは、手術後に娘から罵声を浴びせられ、誰も見ていない所で一人泣いていた。
しかし少女の前では、何を言われても気丈に、努めて明るく振る舞う姿に、周りにいる人たちは皆、掛ける言葉を失っていました。

あの時の親子はどんなに辛く苦しかったろう。

結局、数ヶ月後、その少女の命は燃え尽きてしまうのですが、あれほど生に絶望していた少女が、亡くなる間際には「もっと生きたかった」とつぶやいたと聞いています。

生きたかっただろう。
生かしてあげたかっただろう。
渾身の生を全うさせてあげたかっただろう。

母親が自分の子どもの命を奪ったこの事件を、あのお母さんだったら、いったいどんなふうに思うのだろうか?

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2008年09月26日 15:34に投稿されたエントリーのページです。

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