「きょう午後から援助よろしく、諭吉2、高2」…これ、何だと思いますか?
諭吉ってのは一万円札のことで、要は「2万円で援助交際OKです」っていうメッセージ。
こんなメッセージが堂々とインターネットの掲示板に書き込まれているのが現状です。
こんな話もあるそうだ。
出会い系サイトで自称イケメンと知り合い、つい電話番号や学校名を教えてしまった中学生女子。
最初は楽しく話していたが、その内、男性の口車に乗ってテレフォンセックスをしてしまった。
すると途端に男性は変貌し、「中学生のくせに、こんなイヤラシイことしていていいと思っているのか」
「お前の裸を写メで送れ。言うことを聞かないと、学校にばらすぞ。」
裸の写真を送ってしまったこの中学女子は、自殺まで考えたのだそうです。
子どもによるネットの誤った使用のほとんどは携帯電話から行われるものです。
そして、その携帯電話を買い与えているのは、親。
だったら、今後、親は子供に携帯電話を買い与えなきゃ良いのじゃないか!?…しかし、それも、そんな簡単な問題ではない。
子どもの周りには、ネットの問題ばかりでなく、危険がたくさん潜んでいる。
たとえば、子どもを塾に通わせている親にとってみれば、携帯電話も持たせないで夜道を一人で帰らせるなんて、とてもじゃないが恐くてさせられない。
それじゃどうする?…フィルタリングを掛ければ良いじゃないか!?…しかし、携帯電話販売店では、毎日こんな↓おやこ劇場が繰り広げられている。
店員:「子どもさんの携帯電話にはフィルタリングを設定したほうが良いと思いますが…」
母親:「何?そのフィルタリングって」
店員:「有害サイトにアクセスできなくする設定のことです。」
母親:「あっ、そう。じゃ、それお願いします。」
子ども:「待って、お母さん。フィルタリングを掛けると、友達同士の掲示板にもアクセスできなくなるんだよ。それじゃ、私は仲間外れにされちゃうわ。フィルタリングを掛けないで、お願い。」
母親:「そう言われてもねー。困ったわねー。」
子ども:「大丈夫、お母さん、私を信じて。絶対に変なサイトにアクセスしたりしないから。」
親は仕方なく子どもの言う通りに。
学校裏サイトのこと、ネットいじめのこと、出会い系サイトのこと、、、親たちは、どんなふうに考えているのでしょうか?
あまりにも勉強不足だと言わざるを得ないのでは!?
こんなことで良いのでしょうか?
コメント (2)
自分が見たことがないもの、経験したことがないものの危険を子供にわかるように教えることは難しいですよね。
私たち親自身がそのような問題のある掲示板、裏サイトなどに直接アクセスして『プチ体験』してみることなどはできないものでしょうか?
もちろん、このブログで直接紹介するわけにはいかないのはわかります。
そのような掲示板の一部を抜粋して紹介するわけにはいかないでしょうか?
携帯やPCの問題は、結局は人間と人間のかかわり合いの問題だと思うのです。
サンプルを見ながらなら親も話が出来るのではないでしょうか?
投稿者: ムササビ | 2008年05月04日 10:31
日時: 2008年05月04日 10:31
ムササビさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
さて、裏サイトやプロフの入口は、そもそもとても見つけにくく、ケータイからアクセスしなければ、その入口にさえたどり着けないようにできているようです。
子ども同士は、きっと、口伝えで入口を聞いてはいっていくのだと思います。
子どもの協力なければ、それらを見つけることは、なかなかできないでしょう。
何か良い方法を考えねばならないですね。
投稿者: 笠井/住民安全ネットワーク | 2008年05月06日 11:05
日時: 2008年05月06日 11:05