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解離性家族

『宮崎勤精神鑑定書』に出てくるキーワードに『解離性家族』という言葉がある。

先般、茨城で8人が殺傷される事件が起きたが、その事件の犯人の家庭では、子ども(犯人)の携帯電話の番号を親が知らなかったと言われています。
おそらく、この家庭も解離性家族と言えるのだろう。

拒食症や過食症、その他引きこもりなどの心の病理に悩む子どもたちに話を聞くと家族が本来の機能を放棄している場合があるということだが、
『機能不全』とか『解離』とか、こういうことって特別なことではなくて、実はどの家庭も簡単に陥ってしまいやすい症状なのだと思う。

実は…4年ほど前になるでしょうか!?
遅くまで仕事をして帰宅すると、家に女房と子どもの姿が見えない。
どうしたのか?と不思議には思いましたが、とにかく疲れていたし、しょっちゅう実家に遊びに行っている人だったので、別に何をするという訳でもなく、テレビを見ながらボーっとしておりますと、女房の実家から電話が掛かってきて「離婚すると言っているけど、どうしたの?」と寝耳に水の突拍子もない言葉が聞こえてくるではありませんか。
「ふぇっ、なんですってーー???別に何にも喧嘩してませんよー…っていうか、ここのところ何か月も早朝に出かけて深夜に帰ってるんで、すれ違いでほとんどしゃべっていないんですけど…」と答える私。
どうやら、私がいない間に家族と一もんちゃくも二もんちゃくもあったようです。
そのことを何度も私に話そうとしたのだけれど、私は、まったく聞こうとしなかったのだそうです。
何度も話そうとしたって言われても、私はそれすらも分からなかった訳でして、、、家族として機能不全って、こういうことを言うのですね!?
まっそんなこんなで今は、まだ建築の借金を返し終わっていないその家を離れ、女房子どもと一緒にアパート暮らしをしている訳でありまして…。
こっちには、まったくその気はなくても、相手に気持ちがまったく伝わっていなければ、相手の立場になれば機能不全、あるいは解離していたと言われても仕方ありません。

急に、そんなことを思い出しました。

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2008年04月08日 14:06に投稿されたエントリーのページです。

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