自分の体なら無理しても、子どものこととなると、会社を休まなければいけなかったりするもの。特に初めての子育てなら、なおさら医者に頼ることが多くなるのではないでしょうか。
そこで今回、実際に乳幼児と病院との関係について、医師・病院検索サイトのドクター・オウチーノ(株式会社オウチーノ)が、首都圏在住の20~39歳の子どもがいる既婚女性、約500名を対象に、アンケート調査を行いました。
まず、 子どもを病院に連れて行く頻度を聞くと、その結果最も多い回答が、「月に1回程度」で30.5%、次に「2、 3カ月に1回程度」が30.3%、「半年に1回程度」が11.0%となりました。月に1回以上子どもを病院に連れて行くという人は、 集計すると約半数に上ります。
また、 この月に1回以上子どもを病院に連れて行くという人は、専業主婦は44.8%だったのに対し、ワーキングマザーは54.1%と約10%もの差が生じています。
これは専業主婦の方が、 常に子どものそばにいて様子をみることができるため、あえて医者に頼る頻度が少なくなる傾向があることがわかります。
ちなみに約8割もの母親が、子どもの「かかりつけ医」を決めており、(専業主婦77.4%、ワーキングマザーでは81.5%)こちらも、自分の子どものことをあらかじめ知っている、かかりつけ医を持っていたほうが、子どもの状況に対して素早く対処でき、働く女性にとっては安心できるためでしょう。自分や自分の体の状況を、長期間にわたって把握していてくれる医師の存在は、確かに頼りがいのあるものです。
かかりつけ医師を持つメリットは、やはり一人の医師にかかれば、自分やわが子の症状を、体質・病歴・生活習慣と総合的に判断して薬やアドバイスを受けられることです。場合によっては、家族でどうすればよいのか相談し、適切に専門の病院を紹介してもらうこともできます。
では、どんなかかりつけ医が良いのでしょう。ただ近所の病院の医師だから、ではなく、下記に気をつけて選ぶことも大切でしょう。
どの病院の、誰をかかりつけ医にするかは、実際に病院に行ってかかってみなければわからないことがあります。
例えば、待ち時間が解消されず、受け答えがよくない医者はできる限り、長く付き合う「かかりつけ医」としては、最適ではないでしょう。
また、一人しか医師がいない病院なのに、多くの診療科目を看板にだしていないか。夜間でも電話相談などで連絡がとれるか。カルテなどを開示することは可能か? といった点を確認すれば、いざとなったときに安心して子どもの症状を見守ることができます。
特に乳幼児の病気は、場合によって急変することがあるので、夜間での相談ができ、さらに病院に行けるとなれば、親にとっては一安心でしょう。
また、自分やわが子のことをよく知っているかかりつけの医師に、日ごろから診てもらっておけば、セカンドオピニオンを受けたときに、より適切な判断ができる可能性もあります。
<参考>
・アンケートの調査概要
有効回答 首都圏(東京都、 神奈川県、 埼玉県、 千葉県)在住の20~39歳の子どもがいる既婚女性534名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2015年9月10日(木)~9月17日(木)
オウチーノdeヨムーノ: http://www.o-uccino.jp/article/archive/kurashi/20150916-souken/
http://www.kuwana-med.com/kakaritsuke/about/
http://www.k-salad.com/sick/note/001.shtml#check1_1
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00010001-mocosuku-hlth