◇トイレ改善へアイデア
女性の視点から南魚沼市の観光について助言する同市女子力観光プロモーションチームの10人は24日、井口一郎市長に初の提言を行った。12年春、市内にオープンする「道の駅」のトイレについて、女性らに喜ばれる施設になるよう、きめ細かなアイデアが盛り込まれている。
同チームは、同市の観光振興の一環として10年11月に結成された。09年には、NHK大河ドラマ「天地人」の主人公・直江兼続の出身地として、同市には多くの観光客が訪れたが、トイレの評判はよくなかった。
そこで、リーダーの小林昌子さんらは「トイレは観光地の顔」として、12年春、同市上一日市の市立今泉博物館の敷地内にオープンする道の駅のトイレについて、女性や親子連れらが気持ちよく使える施設になるよう提言をまとめた。
具体的には(1)子どもが個室の鍵を開けて外へ出ることがあるので、鍵は子どもの手の届かない高さの所か、2個付ける(2)障害者、高齢者、妊婦らのために、おむつ替えなどのための折りたたみ式ベッドは乳児用の小さなものではなく、大人も使用できるサイズに(3)洗面所は化粧直しの際、隣の人と目線が合わない位置に仕切り板の設置を--など10項目にわたって提言している。
井口市長は「皆さんのアイデアをできるだけ反映させたい」と話した。【神田順二】
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