あす21日(火)の明け方にかけて、西日本や東日本の太平洋側を中心に非常に激しい雨が降り、大雨となる見込み。低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害に警戒が必要だ。
前線を伴った発達中の低気圧が対馬海峡付近にあり、日本海を北東へ進んでいる。あすの朝にかけて、この低気圧からのびる寒冷前線が沖縄から北日本を通過する予想。低気圧や前線に向かって、この時期としてはかなり暖かく湿った空気が流れ込み、広く大気の状態が不安定になる見込みだ。
きょうの未明には、奄美地方に発達した雨雲がかかり、徳之島伊仙町で1時間に76ミリの非常に激しい雨を観測、4月の1位の値を更新した。
名瀬測候所は「徳之島では、50年に一度の記録的な大雨になっているところがある。」と大雨と突風に関する気象情報を発表した。
きょうは全国的に荒れた天気になり、雨、風ともに強まる。広い範囲で雷を伴った激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリ以上の滝のような非常に激しい雨が降る見込み。
大雨になる所もあり、あす朝までに予想される雨量はいずれも多い所で、
東海地方 250ミリ
四国地方 200ミリ
近畿地方 180ミリ
関東甲信地方 150ミリ
北海道地方 120ミリ
九州南部・奄美地方、東北地方 100ミリ
となっている。
低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害に警戒・注意するとともに落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。
また、22日(水)にかけては西日本から北日本の太平洋側を中心に広い範囲で風が強く、波が高くなる見込み。暴風や強風、高波に警戒・注意が必要となる。
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