[ カテゴリー:子育て ]

完璧さの追求から「虐待」に? 見直したいマニュアルどおりの子育て

「イライラして、子どもを叱ってばかりいる」「やめたいのに、たたいてしまう」。子育てをしていると、こんな風に気持ちが追い詰められることはないだろうか。子どもの虐待に詳しい山梨県立大学教授の西澤哲氏に、虐待を防ぐために保護者ができることを伺った。

■どんな子育てをしたいのか考えてみる

言うことを聞かない子どもを怒鳴ったり、たたいたりしてしまうことは誰にでもあります。多くの保護者がなるべくそうしないよう、自身を制御しているのです。ただ、幼少期に欲求が満たされないまま保護者になると、子どもよりも自分の欲求を優先したくなることがあります。子どもの存在にいらだちを感じ、虐待につながるのです。経済的困窮や、仕事と育児の両立といったストレスが重なり、手を上げてしまうこともあるでしょう。

また、今は子育てに関する情報が氾濫(はんらん)しているため、子育てで大切なことを見失っているかたも多いと考えられます。育児書どおりに完璧に育てようとするあまり、1歳なのに言葉が出ない、3歳なのにおむつが外れないなどと、ほかの子と違うことにイライラし、不安になるのです。一歩立ち止まって、本当はどんな子育てをしたいのかを考えてみましょう。

■必要に応じて専門家のサポートを受けよう

子どもを叱ってしまったら、子どもの立場に立って自身の言動を振り返ってください。「言い過ぎた」「ひどい言葉を言ってしまった」と反省すれば、次は我慢できるようになります。しかし、繰り返してしまう、無意識にやってしまうということなら専門家のサポートが必要かもしれません。相談することは恥ずかしいことではないので、各市町村の、子どもの虐待に対応する窓口などに行きましょう。

周囲で虐待かなと思われる場面に遭遇したら、その保護者に「大変ですね」とサポーティブに声を掛けてみてください。ただ、自分では対応しきれないと感じた場合は無理をせずに、児童相談所などに連絡し、専門家にゆだねましょう。

出典:[ベネッセ教育情報サイト]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150317-00010000-benesseks-life

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]

コメントする

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]

団体理念  │  活動展開  │  団体構成  │  定款  │  プライバシーの考え方  │  セキュリティについて  │  事業  │  メディア掲載  │  関連サイト  │  お問い合わせ

copyright © JMJP HOT TOWN Infomaition Inc. All Rights Reserved.   NPO法人 住民安全ネットワークジャパン

〒940-0082 新潟県長岡市千歳1-3-85 長岡防災シビックコア内 ながおか市民防災センター2F TEL:0258-39-1656 FAX:020-4662-2013 Email:info@jmjp.jp