県防災局は平成26年の県内火災発生状況(速報値)をまとめ、全出火件数が631件と前年より15件増加したと発表した。22年以降、600件台が続いている。
建物火災は412件で18件減だったが、うち住宅火災は256件と11件増。住宅火災の出火原因はストーブが最多の42件で、こんろ28件、放火26件、たばこ22件と続く。全死者数は48人で2人増となった。うち65歳以上の高齢者は25人(2人減)と3年連続で半数を超えた。放火自殺などは13人(6人増)だった。
県は住宅用火災警報器の設置を呼びかけており、社会福祉団体などの協力を得て、高齢者の火災予防啓発に努めている。23年から全住宅に同警報器の設置が義務づけられ、県内の設置率は81・9%(26年6月現在)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150215-00000002-san-l15