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股関節の痛み 克服法「対処法は?」 ◇変形性股関節症の治療/非定型大腿骨骨折の治療/骨頭え死の治療【NHKきょうの健康】

股関節の治療は進行度や年齢、症状などによって異なる。痛みを緩和させる運動や手術、また別の病気の治療歴がある場合に注意する点など、痛みを克服する対処法を紹介する。

1.変形性股関節症の治療
変形性股関節症と診断された場合、基本的には保存療法で股関節の負担を減らし痛みを和らげるトレーニングを行います。お勧めは、浮力によって体重の影響が小さくなる水中歩行です。もうひとつは「ジグリング」という運動です。ジグリングは、腰とひざを直角に曲げ、片脚ずつ、かかとを2cmほど上げ下げして脚を揺する運動です。継続して行ったところ、股関節の軟骨が再生されたとの研究もあり、より多く行うことで効果が高まることが期待されます。
日常生活では「歩くときにつえを使う」「肥満のある人は減量する」「両脚の長さに差ができてしまった場合は装具を利用する」「股関節を温め血流をよくする」など、股関節に負担がかからないように注意することも大切です。
保存療法では効果がない場合、基本的には手術を検討します。特に、夜間も痛みがある場合や、日常生活での動作が著しく制限される場合は、手術が勧められます。

2.非定型大腿骨骨折の治療
薬の影響などで、非定型大腿骨骨折を起こした場合は、骨接合術という手術が行われます。骨接合術は、骨折した部分を、金属の棒やネジなどでつなぐ治療法です。骨をしっかり固定するため、日常生活で支障なく歩くことができ、早期にリハビリテーションを始めることも可能になります。
非定型大腿骨骨折は、骨粗しょう症の治療薬である「ビスホスホネート」の副作用で起こることがあります。骨粗しょう症のある人は、骨がもろくなっているため、骨を丈夫にすることを心がけましょう。ウオーキングや散歩程度の軽い運動を習慣的に行うようにするとともに、片足立ちやスクワットなどの軽い筋力運動を行って、筋力の低下を防ぎ、転倒を予防することが大切です。

3.骨頭え死の治療
骨頭え死では、え死の範囲が小さい初期の場合は、骨頭回転術が行われることがあります。進行してしまった場合は、人工股関節全置換術が選択されます。
骨頭回転術は、大腿骨の骨頭部分を切断し、え死部分が寛骨臼に当たらないような位置に向きを回転させ、固定します。人工股関節全置換術は、傷んだ股関節を取り除き、人工股関節に入れ替える手術です。

☆ 手術の詳細などについては、
きょうの健康テキスト 2015年1月号に詳しく掲載されています。
※2015年1月現在の情報です。

NHK「きょうの健康」2015年1月20日放送分

http://news.goo.ne.jp/article/kenkotoday/life/kenkotoday-20150120-h-001.html

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