平塚市が初めて採用した知的障害者の男性2人が、勤務をスタートさせた。これまで庁内の他部署でアルバイトなどが行ってきた郵便物の封入、書類のコピーや裁断といった仕事を集約。就労経験を積み、民間企業への正規就労につなげる。
「夢のタネ」と名付けられた専用の作業場所で非常勤嘱託員として働くのは、19歳と21歳の男性。勤務3日目となる4日は、イベントで配布するバッジづくりなどを任され、作業をする2人は「大変だが、やりがいがある。楽しい」、「日々の積み重ねを大事にして、仕事に慣れていきたい」と意欲を見せた。
2人の支援や他部署との調整などを担当する支援員の女性(53)は「もっといろいろなことができると思う」と話す。2人は外部から届いた郵便物の仕分け作業も練習しており、「今後は庁内で書類などの収集・配布もしていきたい」と展望する。
市職員課によると、4月以降、さらに知的障害者2人と支援員1人を採用する計画。
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