警察庁は1月29日、2014年の特殊詐欺認知・検挙状況等について発表した。発表によると、2014年における特殊詐欺の認知件数は13,371件、被害総額は559.4億円となり、過去最悪の被害額となった。これは、2014年における全財産犯の現金被害額(約1,130億円)の49.5%を占める結果となった。
また、検挙人員も1,990人と2010年以来、最多を更新した。このうち「だまされた振り作戦」による受け子等の検挙が851人となっている。関係機関等との連携による水際阻止の効果も過去最高となった。高齢者の資産を標的とした特殊詐欺の深刻化も明らかになっている。警察庁では今後の取り組みとして、重点3類型(オレオレ詐欺、還付金詐欺、金融商品詐欺)への捜査と予防の強化などを挙げている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150202-00000000-scan-sci