毎日口にする食品がどこから来て、どうやって作られているのか深く考えたことはありますか?
食品の安全性を妄信して「スーパーの特売で安いから買った」「産地や材料などはよく見ていない」などという人もいるかと思いますが、自分の食生活は自分できちんとコントロールしたほうがよいのです。
そこで今回は、海外の健康ニュースサイト『Natural ON』の記事を参考に、“がんを誘発する可能性のある”注意すべき食品をご紹介します。毎日の食品選びにおいて、ぜひ参考にしてくださいね!
■1:オーガニック栽培でない果物
「フルーツは健康よね!」と食生活に多く取り入れるのはいいことですが、皮や実に残留している、人体に有害な農薬や殺虫剤について考えたことがありますか?
これらの農薬や殺虫剤は、洗っても落ちない場合があります。特に、皮がないものや、皮のまま食べるものには注意が必要。野菜もまた同様です。
特に残留農薬が多い果物は、リンゴ、いちご、オレンジ、ブドウなどだそう。輸入ものはもちろん、国産でも注意するに越したことはありません。
■2:加工肉
ソーセージ、ハム、ベーコンなど、加工して作られた肉には、味をよくしたり、長持ちさせるために多くの化学物質や保存料などが含まれています。
ヨーロッパで13年間にわたり行われた研究によると、加工肉を多く食べた人は、食べなかった人よりも44%程度早期死亡率が高かったというのです!
朝食や、サンドイッチなどの具としても便利な加工肉ですが、多用しないことをオススメします。
■3:電子レンジで作るポップコーン
電子レンジで手軽に作れるポップコーン。この袋の内部にはペルフルオロオクタン酸(PFOA)という毒性のある化学物質が塗装されているそうです。このPFOAを多く摂取すると、女性の不妊や腎臓、膀胱、肝臓、すい臓、睾丸などのがんの原因になり得るとか……。
ちなみに、ポップコーンそのものにも“ジアセチル”という肺病の原因ともなる化学物質が含まれているそうです!
■4:養殖された鮭
オメガ3脂肪酸を含む鮭は、健康にいい魚として人気ですよね。しかし、最近は天然ものよりも輸入ものの養殖鮭が多く出回っているようです。
記事によると、養殖鮭は混雑した環境で飼育され、化学物質や抗生物質、色をキレイなオレンジ色にするための色素などを与えられるそうです。このためPCBやダイオキシンなど、がんを誘発する可能性のある化学物質を多く含有するとか。
鮭が狭い場所で飼育されることは、魚が持つ野生の本能に反することになってしまいます。鮭を買うときは、高くても天然のものにしましょう。
■5:トマト缶
缶詰の内部には、BPA(ビスフェノールA)と呼ばれる人体に有害な化学物質が使われており、ヨーロッパではこの物質の使用が禁止された国もあります。
「ということは、缶詰食品ならば全部危険なの?」と思いがちですが、トマト缶の場合が特に危険とのこと。トマトは酸が強いことからこのBPAが溶け出し、食品に直接混入する危険性があるんですって。
トマトは加工前のものを購入するか、ガラス瓶詰めにしましょう。
以上、がんを誘発する可能性を持つ食品をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? 毎日の食生活にこれらのものを多く取り入れている場合は要注意! ほかにも、精製された小麦粉や砂糖などは摂取を避けたほうがよいそうです。
なるべく地元、それも無農薬でオーガニック栽培された食品を多く使うようにすれば、自分と家族の健康、そして私たちの住む環境も安全になるのです。