「ポジティブ・ディシプリン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
最近、注目されている新しい子育て法で、長期的な目標のもとで子どもの主体性をのばすことを目的に開発されたものです。手をあげたり、抑えつけたり、叱ったりせず、だからといってしたい放題にもさせない。日々の生活の中で直面するあらゆる課題に、子どもと同じ目線になって向きあい、子どもが主体的に課題を解決していくことで、自信と力を伸ばしていく子育ての方法――それはポジティブ・ディシプリンです。
本書『ポジティブ・ディシプリンのすすめ』は、そんな子ども主体の新しい子育てメソッドについて書かれた一冊。子どもの考えや、声に寄り添うことの大事さを改めて気づかせてくれる内容となっています。
とはいえ、現実問題として、子どもに話しかけられた時や、悩み事を打ち明けられた時、相手が最後まで話を終える前に自分の発言を被せたり、ついついお説教を始めてしまう人も多いはず。”子どもの声”には、時として彼ら彼女らが抱えている問題が滲み出ていたり、大人が思いもしないアイディアが含まれているもの――頭ではそうわかっていても、多忙な現代社会において、そんな声にじっくり耳を傾けられるほど余裕のあるパパ、ママは少ないかもしれません。
そんな中、1月20日に、子ども支援の国際組織、公益法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが、子どもの声を聴くことの大切さを呼びかける「HEAR(ヒアー)」プロジェクトを開始。同プロジェクトでは、特設ホームページ上に実際の子どもの声を公開、さらにスマートフォント連携して使う動物型の伝言おもちゃ「TOYMAIL(トイメイル)」も採用しています。
見た目もかわいいTOYMAIL。このおもちゃに子どもが話しかけると、スマートフォンアプリを通じて親の端末に録音された子どもの声が届き、子どもがおもちゃの返信ボタンを押すと、親に返信することも可能となっているとか。このかわいいコミュニケーションツールを使えば、子どもの「本当の声」を聴くことができ、また子どもとのさらなる良好な関係が築けるかもしれません。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150123-13300029-webhon-ent