糖尿病の新薬「SGLT2阻害薬」を服用した患者18人が重い脱水症状を起こしたことを受け、厚生労働省は9日、高齢者らへの慎重な投与の必要性や、副作用で脱水症状が起きる恐れを薬の添付文書に明記するよう製薬会社に通知した。
同省によると、昨年4月以降に発売されたこの新薬のうち、アステラス製薬の「スーグラ」、アストラゼネカなどの「フォシーガ」、興和の「デベルザ」、サノフィの「アプルウェイ」の四つで重い脱水症状の報告があり、「脱水症状との因果関係が否定できない」と判断した。
(2015年1月11日 読売新聞)
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