子育てを経験した方に話を聞くと、『赤ちゃんの夜泣きが大変だった』という声をよく聞きます。
ここでは、赤ちゃんの夜泣きの起こる原因と対策について簡単に解説します。
◆子育て経験のある女性の7割が夜泣きに悩んだ経験あり
赤ちゃんの夜泣きは子育て中の悩みの代表です。子育て経験のある女性の実に7割もの人が夜泣きに悩んだことがあるというのです。
では、そもそも夜泣きとは何かというと、赤ちゃんが夜中に理由も無く泣くことを言います。具合が悪いわけでもなく、眠る前までは機嫌も良く、おむつもきれいでお腹もすいていないのに泣き止まないというのであれば、それはまず間違いなく夜泣きと言って良いでしょう。
◆夜泣きはなぜ起こるのか?
夜泣きはなぜ起こるのかということははっきりとは分かっていません。
一説に言われているのは、睡眠リズムを修得する過程で引き起こされていることなのではないかということです。
赤ちゃんは産まれて間もなくは昼夜の区別が無く、ごく短時間のうちに寝たり起きたりを繰り返します。
しかし、徐々に昼夜の区別がつくようになってきて、夜たくさん眠り朝起きるという生活リズムを獲得していくのです。そしてそのリズムを身につけていく過程では、浅い眠りのタイミングで目が覚めてしまうということがよくあります。
大人でもそうですが、気持ちよく眠っていたのに急に目が覚めてしまったら、ちょっと不機嫌になってしまいますよね。赤ちゃんの夜泣きも同じことで、「せっかく気持ちよく眠っていたのに」と不機嫌になっているだけのことなのかもしれません。
◆夜泣き対策には生活リズムを整えることが大切
そんな夜泣き対策のために最も重要なことは、生活リズムを整えるということです。赤ちゃんは放っておけば勝手に生活リズムを身につけるというものではありません。大人が意識して整えてあげることで身につけていくものなのです。
朝は7時くらいまでに起こすようにして、昼間は活動的に過ごし、夜は部屋を暗く静かにして寝かせるようにします。生活リズムを整える際には散歩や食事・お風呂の時間を決めて毎日同じパターンを繰り返すようにするということが大切です。
また、どうしても泣き止まないという場合には、1度起こしてから寝かしつけ直すというのも有効です。
夜泣きをしている赤ちゃんは半分眠っている状態で泣いていることがほとんどですから、1度起こしてしまった方がスムーズに寝付くということも少なくありません。
夜泣きはご近所に迷惑になるということもあり「早く寝かせなくては」と気持ちばかり焦ってしまいます。
しかもそれに付き合って夜中に起きなければいけないので寝不足で体力がついていかないということもあります。
しかし、いつまでも夜泣きをしているという赤ちゃんもいません。必ず卒業していくものですので、正常に成長していることの表れと受け取って心に余裕を持って対策をしていきましょう。
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