2月に入り、何かとせわしない時期になりました。
料理する時間もなく、野菜を買ったはいいけれど、うっかり傷ませてしまった……。こんな経験、ないですか?
忙しい人にこそおすすめしたいのが干し野菜です。というと、何日もかけてじっくり野菜を干すなんてとても無理、と思う方もいらっしゃると思いますが、そんなに難しく考えなくても大丈夫。
天気のいい日に朝ベランダに広げておき、帰宅後取り込むと水分はある程度飛んでいますが、生乾きくらいの状態。「きょうから始める干し野菜」という本でも紹介したのですが、私はこの生乾きくらいの状態を“ちょい干し“と呼んでいます。
このくらいの干し加減が実は一番扱いやすいのです。
なんといっても戻さなくていいですし、水分が飛んでいるので炒めものは水も出ず、スピーディに仕上がります。煮ものにしても味しみよし。
さらに、揚げものにつかうと、水が飛んでいるので油はねがしないというメリットも。
今日はそのちょい干しのごぼうを使ったかき揚げをご紹介します。水分が抜けているぶん、歯ごたえがとてもいいのです。
朝から夕方までといいましたが、この季節、乾燥しているので2、3時間干すだけでも十分ですよ。もちろん半日干しても大丈夫。その場合、にらは乾燥が進みすぎることがあるから、調理のときにざく切りし、生のまま使いましょう。
[ 作り方 ]
(1) a をボウルに入れて混ぜ、小麦粉を振り入れる。
(2) 様子を見ながら水を適量、菜箸でつまんで種がまとまるくらい、最小限の量を足す。野菜の水分によりますが大さじ1弱くらいで様子を見て調節を。
(3) 油を熱して(1)を一口大ずつ落とし、からりと揚げる。
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