新潟薬科大(新潟市秋葉区)応用生命科学部の田中宥司(ひろし)教授らは4日、県庁で県産六条大麦を原料にして開発した焼酎を泉田裕彦知事に報告し た。焼酎は、同大学と金升(ます)酒造(新発田市)が連携し、蒸した六条大麦に地元産モモで成長させた「焼酎酵母菌」を加えるなどして完成させた。
甘くさわやかな吟醸香(ぎんじょうか)を特徴とする「銀ラベル」とたるで熟成させ、まろやかさでコクがある「金ラベル」(各500ミリリットル)の2本入り1ケースで、来春、200ケースの販売を目指している。価格は未定。
田中教授は「生産量が年々減る六条大麦の良さを伝え農家収入を底上げしたい」と強調。泉田知事も新たな産業の創出に期待を寄せた。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140905/ngt14090502180003-n1.htm