広島市の土砂災害から3日で2週間となり、避難指示はすべて解除されましたが、依然として800人余りが避難所での生活を余儀なくされています。
また、2人の行方が分からないままで、現場周辺での捜索が夜を徹して続けられています。
今回の土砂災害では、広島市の安佐南区と安佐北区で一時、最大で6万8813世帯16万4108人を対象に避難指示や避難勧告が出ましたが、2日までに避難指示はすべて解除され、避難勧告についても大半が解除されました。
一方、安佐南区の一部の地域には引き続き避難勧告が出ていて、3日午前6時の時点で、387世帯808人が避難所での生活を余儀なくされています。
避難指示や勧告が解除された地域でも、自宅に戻ることに不安を感じるなどの理由で避難生活を続ける人も多いということで、長期化する避難生活や今後の生活再建の支援が課題となっています。
また、今回の災害では72人が死亡したほか、今も2人の行方が分からないままで、警察と消防、それに自衛隊は1000人を超える態勢で夜を徹して捜索を続けています。
気象台によりますと現場周辺では3日夜、まとまった雨が降るおそれがあるということで、警察などは天候に注意しながら捜索活動を続けることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140903/t10014299281000.html