むね肉のイミダペプチドで疲労をやわらげて
やわらかくてクセがなく、安価な鶏肉は、人気のおかず食材。むね肉は、たんぱく質が多く、脂肪が少ない部位です。
栄養面では、ビタミンA・B群が豊富です。さらに近年、注目を集めているのが抗疲労成分のイミダペプチド(イミダゾールジペプチド)です。
活性酸素によって細胞が傷ついたり、酸化したりして体が正常に働かなくなると、体は疲労を感じます。イミダペプチドは強い抗酸化力で細胞の損傷・酸化を防ぎ、疲労感も軽減することが臨床結果として報告されています。しかも、疲労している部位にピンポイントで効くところが、他の抗酸化物質と異なる特徴です。
むね肉は味わいが淡泊なので、香味野菜を効かせたしっかり味のたれを合わせると、ごはんのおかずにぴったり。消化吸収率もよいので、夏の疲れが出る時期におすすめです。
[ 作り方 ]
(1)下ごしらえをする
鶏肉は塩・コショウをもみ込んで15~20分おきます。シメジは石づきを除いて小房に分け、モヤシはひげ根を取ります。シメジとモヤシは塩(分量外)を加えた熱湯でさっとゆで、ザルに上げて水気を切ります。春菊はかたい茎を除いて葉先を摘みます。
(2)鶏肉を焼いて蒸し煮する
フライパンに油大さじ1/2を入れて中火で熱します。(1)の鶏肉の皮面を下にして並べ、焼き色がつくまで3~4分焼いて裏返します。A を加え、沸騰したら弱火にして、ふたをして5分蒸し煮します。火を止めてそのまま8~10分おき、粗熱を取ります。
(3)スタミナだれを用意する
小さめのフライパンに残りの油大さじ1/2とニンニクを入れて中火で熱します。香りが立ったら、ほかの材料を加え、ひと煮立ちさせます。
(4)盛りつける
(1)のシメジとモヤシ、春菊を混ぜ合わせて器に盛ります。(2)の鶏肉を蒸し汁から取り出して食べやすく切り、器に盛り合わせて(3)をかけ、ゴマを散らします。
■ 鶏の蒸し汁は、スープなどに利用できます
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