夏の夜空を彩るペルセウス座流星群が、13日明け方に見頃を迎える。前後数日間は流星が多く現れるが、ことしは満月に近い明るい月が空にあり、観測の条件は良くない。国立天文台は「月明かりに負けない明るい流星が出現する可能性もある。ぜひ観察を」と呼び掛けている。
ペルセウス座流星群は三大流星群の一つで、夏休みの時期と重なり観察しやすいことで知られる。地球の公転軌道に、かつてスイフト・タットル彗星がまき散らしたちりの粒があり、毎年地球がそこを通過することによって流星が発生する。
流星は、ペルセウス座の方向にある「放射点」を中心に四方八方に流れ、夜空のどこでも現れる。真夜中から明け方が観測のチャンスで、できるだけ空が広く見渡せる場所を選び、望遠鏡などを使わず肉眼で広い範囲を見るのが良いという。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140808/scn14080817020001-n1.htm