ぐったりする夏本番を前に、魔法のようなスパイス使いを覚えて夏をおいしく乗り切りましょう。
視聴者アンケートでの最大のお悩みは「スパイスを入れ過ぎて子どもが食べない」「たくさん入れれば、おいしくなると思った」など量の間違い。中でも失敗が多いのがハンバーグのナツメグ。具体的にどれくらい入れればいいのか、人気専門店の店主に分量を伝授してもらいました。食欲増進、発汗後の気化熱で涼を呼ぶスパイスですが、最近、肝臓の保護や脂肪の蓄積を抑えるなどの効果が報告されているのがさんしょう。
うなぎにしか使わないために余りがちなさんしょうですが、国内最大の産地和歌山で、意外な活用法を教えてもらいました。
そして、そうめんのつゆに加えるとおいしいスパイスや、マヨネーズ+〇〇などのちょい足しマジック、ビールにぴったりのスパイシーフードに絶品スイーツなどをお伝えしました。
■さんしょうの産地で発見!使い切れない粉さんしょうの活用術!
ぶどうさんしょうの生産量日本一を誇る和歌山県で、生活研究グループが粉さんしょうの使い方を教えてくれました。
生活研究グループとは、2004年から、さんしょう料理の研究に取りかかり、地元の学校では、さんしょうの実を使った料理教室を開催。
さんしょうクッキーや、さんしょうパウンドケーキなど、新しい食べ方を提案してきた有田川町の主婦たちで結成されたグループです。
■「さんしょう入りギョーザ」のレシピ
【材料・4人分】
・キャベツ・・・2分の1コ
・ニラ・・・3分の1ワ
・豚ひき肉・・・250グラム
・しょうが・・・25グラム
・粉さんしょう・・・小さじ2分の1
・ギョーザの皮・・・60枚
・かたくり粉・・・大さじ2
・しょうゆ・・・大さじ2
・ごま油・・・小さじ2
・サラダ油・・・大さじ1
・チキンスープのもと(中国風)・・・小さじ2
<たれの材料>
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・しょうゆ・・・大さじ2
・酢・・・大さじ2
・みりん・・・大さじ2
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※たれは、粉さんしょうの風味を感じてほしいため、あえてラー油を使っていません。
【作り方】
1.キャベツはゆでて、みじん切りにし、水けをギュッと絞る。
2.ひき肉は粘りが出るまでよくこねる。
3.キャベツ、にら、しょうがのみじん切り、かたくり粉、粉さんしょう、そのほかの調味料を加え、よくこねる。
4.ギョーザの皮に具を乗せて、皮のとじ目に水をつけて包む。
5.熱したフライパンに油を入れ、ギョーザの底に焦げ目が付くまで焼く。
6.水に、かたくり粉を溶かしてギョーザのまわりにつぎ、ふたをして蒸し焼きにすれば完成。
■「さんしょう入り和風冷なす」のレシピ
【材料・4人分】
・なす・・・5本
・めんつゆ・・・大さじ3
・しょうゆ・・・小さじ1
・砂糖・・・大さじ1
・白ごま・・・大さじ2分の1
・粉さんしょう・・・小さじ2分の1
【作り方】
1.なすは縦6等分にし、切り目を入れて素揚げする。(※高温で揚げる)
2.めんつゆ、しょうゆ、砂糖、粉さんしょうを混ぜて、なすにかける。
3.冷蔵庫で冷やし、白ごまを振れば完成。
■さんしょう入りポテトサラダ」のレシピ
【材料・4人分】
・じゃがいも(大)・・・3コ
・にんじん・・・2分の1本
・きゅうり・・・2本
・塩・・・2本指でひとつまみ
・マヨネーズ・・・大さじ2
・酢・・・小さじ1
・砂糖・・・小さじ1
・粉さんしょう・・・小さじ2分の1
【作り方】
1.じゃがいも、にんじんを小さめに切る。
2.じゃがいも、にんじんをゆでる。
3.きゅうりは、薄く輪切りにし、塩でもんでおく。
4.ゆでた野菜が熱いうちに、マヨネーズ、塩、酢、砂糖、粉さんしょうを加えよくあえる。
5.冷蔵庫で冷やせば完成。
<取材協力>
有田川町生研グループ 清水支部
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。
NHK「あさイチ」2014年7月2日放送分
http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/asaichi-20140702-a-004.html