ぐったりする夏本番を前に、魔法のようなスパイス使いを覚えて夏をおいしく乗り切りましょう。
視聴者アンケートでの最大のお悩みは「スパイスを入れ過ぎて子どもが食べない」「たくさん入れれば、おいしくなると思った」など量の間違い。中でも失敗が多いのがハンバーグのナツメグ。具体的にどれくらい入れればいいのか、人気専門店の店主に分量を伝授してもらいました。食欲増進、発汗後の気化熱で涼を呼ぶスパイスですが、最近、肝臓の保護や脂肪の蓄積を抑えるなどの効果が報告されているのがさんしょう。
うなぎにしか使わないために余りがちなさんしょうですが、国内最大の産地和歌山で、意外な活用法を教えてもらいました。
そして、そうめんのつゆに加えるとおいしいスパイスや、マヨネーズ+〇〇などのちょい足しマジック、ビールにぴったりのスパイシーフードに絶品スイーツなどをお伝えしました。
■使い切れないガラムマサラを活用!ちょい足し術
ガラムマサラは、カレーを思わせるエスニックな香りのクミンやヒリヒリする辛さのとうがらしなど、通常3種類から10種類のスパイスが配合されたものです。
そんなガラムマサラを使って、ふだんの料理を大変身させるちょい足術を料理研究家のヤミーさんが教えてくれました。
ちょい足し術(1)「ガラムマサラチャーハン&ガラムマサラ焼きそば」
ふだん作る4人分のチャーハン&焼きそばに、ガラムマサラ(小さじ2分の1)を加えると、スパイシーな香りが漂う、エキゾチックな1品に大変身します。
どちらも、火を止めたあと、仕上げに加えるのがポイントです。
ちょい足し術(2)「ガラムマサラそうめん」
実は、夏の定番・そうめんにも合うそうです。
ふだん使う1人分のめんつゆに、ガラムマサラ(2本指でひとつまみ)を入れるだけで、食欲をそそる夏にピッタリな1品に!
いつもの薬味に飽きたとき、ガラムマサラが大活躍します。
■ヤミーさんおすすめ!「ガラムマサラカレー」のレシピ
インド通の料理研究家のヤミーさんが、ガラムマサラを使った、本格的なチキンカレーの作り方を教えてくれました。
【材料・4人分】
・鶏もも肉・・・500グラム
・たまねぎ(中)・・・2コ
・塩・・・小さじ4分の1
・にんにく(すりおろす)・・・小さじ1
・しょうが(すりおろす)・・・小さじ1
・ガラムマサラ・・・大さじ1
・サラダ油・・・大さじ2
・トマトの水煮(缶詰・カットタイプ)・・・2分の1缶(200グラム)
・ヨーグルト(無糖)・・・2分の1カップ
・塩・・・小さじ1
・水・・・3カップ
【作り方】
1.たまねぎはあらみじん切りにする。鶏肉は一口大に切って塩をもみ込む。
2.厚手の鍋にサラダ油(大さじ1)を熱し、鶏肉を軽く焼き色がつく程度に焼いて取り出し、空いた鍋に残りのサラダ油(大さじ1)を入れて、たまねぎ、にんにく、しょうがを加えて、たまねぎがきつね色になるまでしっかり炒める。
3.鍋肌につかないように、ガラムマサラを加えて香りが立つまで混ぜ合わせたら、トマトの缶詰、ヨーグルト、塩を加えて混ぜ合わせる。
4.鶏肉をもどして水を加え、ふたをして10分ほど煮込めば完成。
※辛さを加えたいときは、ガラムマサラを加えるとの同じタイミングで、一味とうがらしを小さじ4分の1加える。
<取材協力>
ヤミーさん (料理研究家)
書籍:「ヤミーさんの基本7つのスパイスで世界中の料理ができちゃう!」
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
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NHK「あさイチ」2014年7月2日放送分
http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/asaichi-20140702-a-003.html