骨がもろくなり骨折しやすくなる「骨粗しょう症」。女性に多い病気だが、ある病気を患っていると男女問わず骨が弱くなる。骨粗しょう症を防ぐ対策と治療の選択肢を紹介する。
●骨粗しょう症とは
主に加齢などによる老化などが原因で骨が弱くなり骨折しやすい状態です。
●骨密度について
骨密度とは、骨の硬さ(強さ)を表す尺度のひとつで、骨の中にカルシウムやマグネシウムなどのミネラルがどのくらい詰まっているかということを数値化したものです。
骨密度が低下すると、骨がもろくなり骨折しやすくなります。
女性は、閉経をきっかけに骨密度が急速に減少するので注意が必要です。
●チョイス 薬でくい止める
骨密度が低下していることがわかったら薬で骨を守る治療が行われます。 薬のタイプは大きく3つ。
1.骨が壊れるのを抑制する「骨吸収抑制薬」
2.骨を作るのを促す「骨形成促進薬」
3.カルシウムの吸収を助ける「カルシウム代謝調節薬」
どのタイプを使うかは医師と相談しましょう。
●チョイス 要注意!糖尿病
重度の糖尿病や長期間糖尿病を患っている方は、骨をつくるコラーゲンが劣化し、骨が弱くなっている場合があります。その場合、骨密度が、正常の範囲内でも骨折のリスクが高い状態です。専門医などの診察を受けることをお薦めします。
●チョイス FRAX (フラックス)で早期発見・対処
世界保健機関(WHO)が、無償公開している骨折リスク評価ツールがFRAX(フラックス)です。
質問に答えるだけで今後10年間の骨折する確率が分かります。
インターネットで行うことができます。
FRAXのウェブサイトはこちら↓
http://www.shef.ac.uk/FRAX/tool.jsp?lang=jp
※サイトを離れます。
リスクが高いとわかったら、バランスの良い食事と運動を行い骨を維持するようにしましょう。
NHK「チョイス」2014年6月28日(土)放送分
http://news.goo.ne.jp/article/choice/life/choice-20140628-c-001.html