「夏は暑くて当然!」と頭ではわかっていても、この暑さから少しでも逃れたいと思うのは自然なことかもしれません。しかし、気持ちよく体を冷やす行為の中には、肩こりになりやすい状態をつくってしまうものがあります。これは避けたいですよね。
肩こりにつながる夏の冷え対策が出来るよう、この時季よくあるNG行為をご紹介しましょう。
<CONTENTS>
夏は体を冷やしやすい?
夏のショッピングは、冷房のきいた店内と暑い外とを出入りするため、自律神経を乱す原因となるかもしれません。 |
夏は何かと体調不良を訴えやすい季節でもあります。肩こり、頭痛、倦怠感、足腰の冷えやしびれ、眠りが浅いなど、症状はありませんか? これは、オフィスや自宅で長時間冷房にさらされているせいかもしれません。
室内は冷えているのに対し、外に出ると30度を超える暑さ。この移動が繰り返されると、ヒトの体温を調節するための自律神経が乱れてしまうのです。体温調節機能の狂いは、血流を悪くさせ、長期続くことで「夏なのに体が冷える」という状態も招くのです。
屋外・オフィスの4つのNG
外出先での注意点は以下の4つです。
NG1:汗を拭かずに冷房にあたる。
自宅から駅やバス停まで歩くと、それだけでも汗タラタラ…。走った場合はなおさら暑いですね。体の熱を逃がすために汗が出るのですが、その汗を拭かずに、冷房の効いた乗り物や室内に入ると、汗により体を冷やしてしまう恐れがあります。涼しい場所へ移動する時は、できれば汗は拭いておきましょう。
NG2:オフィスの冷房が強すぎる。
オフィスなど多くのヒトがいる場所では「暑い」と感じる温度にも個人差があります。28度に近い温度設定が良いとされていますが、外出先から戻った男性などは、温度設定を下げてしまうかもしれません。そのような時は、扇風機の利用をお願いしましょう。体感温度が変わるため、冷房の温度設定を下げずに、扇風機の風で暑さを感じにくくすることができます。
NG3:冷房が直撃する
できる限り衣類で冷え対策を試みましょう。 |
運悪く自分の席は冷風が直撃、という話はよく聞きます。特に首筋、肩、背中に冷風が当たり、筋肉が硬くなる感覚があり肩こりが悪化したりと、まさに肩こりの大敵です。冷風が当たった部分の筋肉では、血管が収縮して血行不良になります。首にスカーフを巻いたり、服を着る前に肩にタオルを乗せておいたりと、可能な限り衣服などで調節しましょう。
NG4:思い切った薄着をしている。
自宅に潜む5つのNG
オフィスや外出先での冷房で、「少し冷えてしまったかな?」と感じる日がありませんか? そのような日は帰宅後も体を冷やさないように要注意です。次の5つのNGに注意しましょう。
NG1:帰宅時間に合わせて冷房をセットしている
帰宅して部屋に入った瞬間、冷えた空気に包まれたい!と思うかもしれません。出勤時にタイマーをセットしておけば、帰宅時の爽快感は心地よいかもしれませんが、外との温度差が5度以上ある場合、体調不良を招くため要注意です。
NG2:アイスや冷たい飲み物で涼む。
真夏のアイスクリームと冷たい飲み物は、とてもおいしいですよね。しかし、連日摂っていると、体の冷えを始め食べ物の消化機能も低下しかねません。温かいお茶を飲んだり、しょうがを調理に加えたり、根菜類を摂ったりと体を中から温める工夫をしましょう。
NG3:オフタイムの運動を避ける
「夏はじっとしていても汗が出て暑いので、とても運動する気分にはなれない。」という人も少なくないかもしれません。しかし、冷房で体が冷えたり、肩こりが強くなった場合には、適度に運動をして筋肉の温度を上げる時間を設けることも大切です。定期的に運動し発汗することで、自律神経の乱れを緩和できる場合もあります。
一晩中、冷房をつけたまま眠ると、翌朝、首や肩のコリが悪化している場合があります。 |
NG4:シャワーだけで汗を流している。
暑い日は、お風呂でお湯に浸かることさえつらく感じてしまいがちです。ついついお手軽にシャワーで汗を流すだけに…。しかし、大切なのは冷えによって乱れた自律神経の改善や肩こりの筋肉への血行回復です。シャワーだけでは足りません。38度くらいのお湯にゆっくり浸かり、体の芯から温まるようにしましょう。
NG5:冷房はつけたまま寝る。
夏に肩こりを悪化させないようにするための注意点が見えてきたでしょうか? オフィスは冷房で寒く、外はものすごく暑いという極端な環境にさらされる季節です。肩こりも無く、体調も良いままで夏を乗り切れるように、出来ることから冷え対策を試してみましょう。 http://allabout.co.jp/gm/gc/300075/ http://allabout.co.jp/gm/gc/300075/2/