21日朝、村上市で、山菜採りをしていた山形市の男性がクマに襲われて、顔などを引っかかれるけがをしました。
クマは、およそ6時間半後に見つかり、地元の猟友会に射殺されました。
21日午前6時15分ごろ、村上市岩船の林で、山菜採りをしていた山形市の64歳の男性がクマに襲われて、顔や手を引っかかれました。
男性は病院に運ばれましたが、けがの程度は軽いということです。
男性を襲ったクマは、体長およそ1メートル40センチ、体重100キロほどの、大人のオスのツキノワグマだということです。
このクマは、およそ6時間半後の午後0時45分ごろに、林の中で見つかり、地元の猟友会に射殺されました。
現場は、住宅がある集落から1キロほど離れた海岸沿いの林で警察や地元の猟友会などが、付近をパトロールして、注意を呼びかけていました。
県によりますと、県内では、クマの目撃情報が、ことしに入って、4月18日までに、16件寄せられています。
とくに、4月は、14件と急激に増えています。
これは、冬眠から覚めたクマがエサを求めて活動する時期に入るためで、村上市でも、4月17日に、市の中心部に近い羽黒町で目撃情報が寄せられていました。
新潟県では、登山や山菜採りなどで山に入る際は、事前に地元自治体などにクマの出没状況を確認したり、鈴やラジオなど音の出るものを身に付けたりして、注意するよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033891643.html