女性の気になる体のパーツとして上位にランクインする「背中」。
下着からはみ出した背中のお肉は気になりますよね。これらの原因として共通するのが「猫背(不良姿勢)」です。こうして背中が上手に使えなくなると、二の腕も引き締まりにくくなり、くびれができない原因にもなるので、猫背は美しいボディラインを手に入れたい女性にとって大敵!
日ごろの動作に一工夫で驚きの効果!手間なしボディメイク術
「最近背中にお肉がついたような…」「なんだかお尻のたるみも気になる…」なんて思いながらも忙しくて「ま、いっか」と放置していませんか?でも、ヤバイと思ってからでは、お金も時間もかかってしまう!
そうなる前に始めよう。ボディメイクは日々の積み重ねが大切!働く女子に知っておいてほしいカラダの知識&ボディメイク術をお伝えします!
フィットネスクラブ社員を経て、パーソナルトレーナーとして独立。フィットネスクラブ、個人サロンにて、パーソナルセッションやイベントを開催中。運動指導者向け講師としても活動している。
【保有資格】
(財)健康・体力づくり事業財団認定 健康運動指導士/日本コアコンディショニング協会認定 アドバンストトレーナー/Body Element System Japan認定 ピラティストレーナー/(株)ルネサンス認定 パーソナルトレーナー 他
(HP) http://b-station.info/ / (ブログ) http://ameblo.jp/niigata-musume/
「猫背」は背中をたるませ、バストダウンさせる大きな原因
女性の気になる体のパーツとして上位にランクインする「背中」
下着からはみ出した背中のお肉は気になりますよね。これらの原因として共通するのが「猫背(不良姿勢)」です。長時間のパソコン作業などで、頭が前に出て、背中が丸くなってくると、肩甲骨の動きも小さくなって、背中周りの筋肉がお休み状態になってしまいます。
これが日々繰り返されると、慢性的な猫背のできあがり。
特に、デスクワークの多い方には猫背が多く、デコルテラインの崩れから、バストの位置も下がってしまっていることが多いです。
こうして背中が上手に使えなくなると、二の腕も引き締まりにくくなり、くびれができない原因にもなるので、猫背は美しいボディラインを手に入れたい女性にとって大敵なのです。この他にも、丸まったお疲れ背中は、後ろ姿年齢をアップさせます。猫背は洋服ではごまかせないので、せっかくのオシャレも台無しになってしまいます。
ただやみくもに運動しても猫背は解消できません!
猫背の方は、横から見た時に一目瞭然。背中は丸まり、肩が内側に入り込んでいて、頭は肩や胸よりも前側に移動しています。
これを解消しようと、胸を張るように意識したり、肩周りの運動を取り入れたりすると思いますが、運動で猫背を直すためにはポイントがあります。
悪い姿勢によって一度長さが変わってしまった筋肉を元に戻すためには、正しい姿勢を一定時間キープする練習が必要です。これに加えて、動きにくくなっている関節を柔軟に動かしていく運動を取り入れてあげないと、悪い習慣で丸まった背中はなかなか変化してくれません。
また、「正しい姿勢を知る」ということも重要です。皆さんが正しいと思っている姿勢が、「バストダウンしたまま、ただ肩甲骨を寄せすぎている」ということが多く見られます。これでは背中の美しいシルエットや引き締まった二の腕は手に入りません。
そこで、ご自身のの姿勢を鏡の前でチェックしてみましょう!
■■正しい姿勢のチェック方法■■
まずは、正面から見た時
●眉間
●鼻の下のくぼみ
●鎖骨の間
●おへそ
この4点が縦一直線上に並んでいればOK!ここで体に歪みのあった方は、体の位置や傾きを直して、一直線をとるように意識してみてください。
次に横からみた時です。
●耳の穴
●肩の先にある骨(肩峰)
この2点が一直線上に並んでいれば、正しい姿勢となります。
この時、肩甲骨が床と垂直になるくらい胸を持ち上げておくことがポイント。こうすることで、バストの位置をグッとアップさせることができます。肩甲骨は無理に背骨に寄せすぎないように注意しましょう。
まずはこの正しい姿勢を気づいた時にとるように意識するだけでも、猫背姿勢の改善につながります。
1日数分でもいいので、良い姿勢をとることを習慣にしてみてくださいね。余裕のある方は、背中を動かす簡単エクササイズを実践してみましょう!
背中を動かしてしなやかボディに!猫背解消簡単エクササイズ実践編
■■スイミング■■
胸を反る動きを取り入れることで、いつも丸まっている背中周りの引き締めに効果的です。
【Point!】
①うつ伏せに寝て、お腹を軽く引っ込ませます。次に、頭の方からゆっくりと持ち上げ、肩甲骨の間がキュッと引き締まるところで止めましょう。
※この時、腰で反らないように注意します。
②右手と左足を同時に小さく持ち上げます。肩甲骨周辺とお尻の筋肉は締まるのを感じましょう。
※腰が痛くなる方は、腰で沿ってしまっている可能性大です。
■■ウィンギング■■
肩甲骨を柔軟に動かすことで、肩甲骨周辺の筋肉を刺激し、肩こりの緩和や脂肪燃焼促進が期待できます。
【Point!】
①胸の前で両肘と両手首を合わせます。
②肩甲骨を背骨に寄せるように意識しながら、両腕を広げ、手のひらを外側に向けて胸を開きます。
※この時、肩がすくんでしまうと肩や首が疲れてしまい逆効果に。首を長く保つように意識しましょう。
③両手を天井に突き刺すように持ち上げます。肘を伸ばしたら腕を下ろし、肘を曲げて再び胸を開いた状態に戻ります
(②の状態)
④最初の①の状態に戻ります。
これを5セット繰り返しましょう。