秋も深まり、冬場に向けて肌の乾燥が気になってくる方も多いのではないでしょうか。肌が過度に乾燥すると起こるのが、かゆみです。花王が冬場に最もかゆくなる部位を調べたところ、1位がすね、2位が背中、3位が太ももでした。外気の乾燥の影響を受け、肌の角層の水分量が減少し、外部刺激を受けやすく敏感な状態のとき、かゆみや肌荒れは起こりやすくなります。適切なケアで肌トラブルを防ぎたいですね。
ポイントは毎日の保湿ケアです。乾燥などの外部刺激から肌を守るための働きを「バリア機能」と言いますが、この働きの主役となるのが「セラミド」という成分です。セラミドは肌の必須成分のため、これを補うことのできるスキンケアをしましょう。
まずは、お風呂から上がってすぐ、保湿剤をたっぷり手に取って優しく塗り込みましょう。上がってから5分以内の肌に湿り気があるうちが、よりなじみが良くなります。使用量が少ないと摩擦が起きてしまうため、滑らかに塗れる適量を使ってください。塗るときは力を入れてこすらず、しわに対して平行に塗るのもコツです。すねの場合、両手で円を描くように動かして塗ります。乾燥が気になる部分は、気がついたときにこまめにケアしましょう。
最近では、セラミドの働きを補う伸びの良い乳液タイプの保湿ケア品があります。全身に使えるタイプはスキンケアに慣れていない男性や子供、赤ちゃんにもおすすめです。加齢とともに肌の皮脂量が低下するシニアの方は、より保湿力の高いクリームタイプもいいでしょう。また、保湿入浴剤は手の届きにくい背中などにも簡単にケアができます。
こまめな保湿ケアで、寒い冬に向かって乾燥から肌を守りましょう。(花王 生活者コミュニケーションセンター)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131107/bdy13110708330000-n1.htm