はじめに
少子化の現在、子どもと接する機会が少ない人は多いです。普段は大人だけと接しているので、たまに会う親戚や知人の子どもにどう接して良いか分からない人も多いと思います。
子どもたちと出来るなら仲良くなりたいけど、もう子ども時代を忘れているから、どうやって仲良くしたらいいか分からない場合もあります。
そんな困っている時に仲良くなれる、3つの心構えを考えてみました。
子どもと仲良くなるための3つの心構え
その1:始めは目線を合わせて笑顔であいさつ
大人がかがんで、子どもと目線を合わせるのはよく言われることです。まさに「上から目線」ではなくて、対等にコミュニケーションをとりたいという意味からも、相手を大切にする態度が出来ると良いです。そして最初の挨拶は大事です。
「こんにちは、○○ちゃんだね。私は○○だよ。会えて嬉しい、よろしくね。」
とにっこり笑顔で挨拶をすることで、子どもは嬉しいものです。
その2:よく聞いてよくほめる
何でも会話の糸口はあります。子どもが何か遊び道具やかばんなどを持っていれば「それはなあに?」と聞くのも良いでしょうし、服装を見てかわいいね、とかかっこいいね、と話すのも良いでしょう。
何歳か、誕生日はいつか、保育園や幼稚園、小学校のことを聞くのも良いでしょう。話の中で楽しかったことや嬉しかったことを一緒に共有できると良いでしょう。例えば「公園に遠足に行って楽しかったの。いいね。楽しそうだな。私もその公園に行ったことあるよ。」などという具合に話を広げていけます。
その会話の中に楽しいことや良かったこと、嬉しいことを見つけて、いいね、素敵だね、元気だね、楽しそうね、と良い感情を広げていくことです。子どもも話しやすく感じてどんどん話してくれて会話が弾みます。
マイナスな事を言ってしまうと気まずい感じの空気になってしまうので、できるだけ楽しい話題になるようにした方が良いです。
その3:一緒に楽しんで遊ぶ
その子どもが何かで遊んでいるなら、それについて話したり一緒に遊んだりするともっと仲良くなれます。遊ぶと近い関係になれます。いつもよりちょっとオーバーに喜んだり悔しがったりするとお互いに楽しくなってきます。
このときに、注意点として勝負にムキになりすぎたり、大人の自分ばかりがゲームで勝つというような相手意識の無い対応はやめましょう。ちょっと子どもにも花を持たせるような余裕をもって遊びましょう。
子どもが喜ぶちょっとしたコツ
小さい子にはキャラクターを使ったりするのも楽しいです。例えば、その場に置いてあった人形や道具を動かして「ねえねえ名前、なんていうの?」「ぼくとも遊んでおくれよ~。」などと声のトーンを上げてキャラクターになりきることで楽しくしゃべれる時もあります。
簡単な手品や特技や持ちゲームがあると、場が盛り上がることもあります。筆者は、輪ゴムを左手と右手のどちらに隠しているのかゲームで盛り上がりました。親指が離れて見える手品や、手遊び、影絵、お手玉など、子どもが楽しめそうなことを自分で考えておくと使えることもあるでしょう。
この場合、わざわざ道具を用意するよりも、その場のものでさりげなく出来ることがいいでしょう。ものが消える(ようにみえる)手品などを習得しておけば、喜ばれるし楽しく過ごせるでしょう。
これは、一人の子どもさんの場合にすることでしたが、その場に子どもが沢山いる場合は、皆に向けて同じようにあいさつをして、一緒に遊ぶことをすればいいと思います。何人か居る場合は、平等に接していくことがコツです。
注意点
子どもの年齢が高い場合はこちらが仲良くなろうと頑張ると不自然です。子どもは敏感なので不自然さを感じるとかえって離れてしまいます。
様子を見て自然に、上から目線ではなく対等に話すように接してみましょう。不自然な感じになってしまうときにはちょっと離れてみて、しばらく様子をみてちょっとずつ会話に入っていくといいでしょう。
おわりに
小さい子どもは基本的に一緒に遊んでくれる大人は好きです。しかし今は個性的で色々な子どもがいます。始めはぷいっと横を向かれても、あまり気にしないで、優しく接していれば後から仲良くなれることもあります。
たいていの子どもはこちら側が仲良くなりたいことを表現していけば受け入れてくれるでしょう。
(photo by PresenPic)